【E3通信】世界最大級のゲームの祭典E3! いよいよマスコミへ情報配信
毎年5~6月の時期に開催されている、世界最大級のゲームの祭典『Electronic Entertainment Expo』(通称、E3)。日本で言うところの『東京ゲームショウ』に近い内容のイベントと思っていただいて間違いはない。
しかし、日本のゲームイベントとの大きな違いがひとつだけある。『E3』は、新作ゲームや新ハードなどが初公開される場なのだ。つまり、マスコミにもどこにも発表されていない情報が『E3』で初めて公開されることが多いのである。
『E3』を取材したいマスコミは開催の約3か月前から事前登録をすることができ、身分証名証や、取材する者の過去のゲーム記事の執筆実績を運営側に見せる必要がある。それら厳しいチェックののち、許可を得られた者だけが会場に入場することができるのだ。それだけ参加申請のチェックが厳しくなっているのは、マスコミではない一般ユーザーが潜入することが過去に多々あったためで、その予防策のようである。
そんな『E3』は今年も6月2~4日にロサンゼルスで開催される予定で、マスコミの事前登録はすでに終了している状態だ。開催までまだ1か月ほどあるが、『E3』に参加しているゲームメーカーには取材をする予定のマスコミリストが配布されており、個別にメールやファクスにて「ウチの取材をしませんか?」とゲーム情報とともに連絡が届きはじめている。
今年の『E3』はロサンゼルスのコンベンションセンターにて開催される。そこにはさまざまなゲームが展示され、マスコミの目を引くようなアトラクションが開催される会場だ。しかし、重要な発表に関してはホテルの広間や他の会場を使用し、そこで新作ゲームや新作ハードの発表が行われることになっている。
たとえば任天堂は毎回『ゼルダの伝説』の新作や開発者・宮本茂氏のトークなどは他の会場で行っているし、他のメーカーも独自に会場を用意して発表することが多い。予断だが、そんな会場にも一般人が潜入し、「なんで任天堂にずっといるのですか?」と宮本茂氏に質問するという珍事が過去にあった。それに対して宮本氏は「私は任天堂の人たちが好きだからです」とコメントしていた。
『E3』には、日本のゲームイベントと同様にセクシーなコスチュームを着た女性たちが歩き回っている。その理由は日本のそれと同じで、どうしても目が行ってしまう男性取材班に対するゲームのプロモーション効果を求めたものであり、毎年、奇抜なコスチュームの女性たちが会場を華やかにしている(たまにマッチョな男性がプロモーションしていることもある)。
また、会場に設置されたアトラクションには日本のゲームイベントではありえないようなものがある。たとえば記者を超巨大な円に張り付けて時計の針のように回転させ、円の回転が止まったところの景品をプレゼントするなど、かなり豪快でデンジャラスなアトラクションが過去にあった。
すでにマスコミ各社に対してゲーム情報や取材依頼が届きはじめている『E3』。どんな新発表があるのか今から楽しみだが、たとえ事前に情報を得られても情報公開が解禁日になるまで掲載できないので、マスコミはそのあたりのもどかしさを味わうことになりそうだ(このニュースの元記事はこちら)。
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