強い余震の影響で東北地方は停電 コンビニも休業
東日本大震災の傷跡が生々しく残る東北地方で大きな余震が続いている。2011年4月7日深夜には宮城県沖を震源地とするマグニチュード7.4の地震が起こり、宮城や岩手の被災地をゆさぶった。
宮城県北部では震度6強を記録。東北6県で約400万戸が停電に陥った。約1か月前に津波と火災で大きな打撃を受けた宮城県気仙沼市も停電が続く。8日15時をすぎても復旧しておらず、市内道路の信号機の電灯は消えたままだ。
停電になると、電算処理が徹底している現代の店舗は営業することができない。商品があっても、売上を記録・計算することができないからだ。気仙沼市内のコンビニはどこも休業となっている。前日は営業していたガソリンスタンドも、給油ができないため、店を閉じているところがほとんどだ。
ただ、なかには一部のスーパーや道の駅で食料品や日用品を販売している。ある食料品店では入り口に長机を置いて、店員が暗算で商品の売上を計算して販売にあたった。このような店は例外的であるため、店の前に長い行列ができていた。
(亀松太郎)
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