原子力安全委員会の動きが見えないのは「ある意味当然」と枝野長官

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 枝野幸男内閣官房長官は2011年4月6日午後の会見で、福島第1原発の事故を受け住民らの年間被ばく限度量の引き上げを検討しているとされる件に関し、一時的に放射性物質が放出される際の基準とは別に、「当該地域に長期間いることによる放射線量の蓄積について、(引き上げでなく)より低い基準値が必要ではないか検討している」と説明した。

 また、七尾記者からの「年間被ばく限度量に関する検討をしているという話だが、(原子力事故の評価・分析を行う)原子力安全委員会の顔が見えない、技術的支援が足りないのではないかとの批判がある。委員会は十分機能しているのか」との質問には、

「事故の発生当初は、時間単位あるいは分単位で状況が変化するなかでの対応だった。原子力安全委員会の皆様には、情報の共有とそれに対する分析等を同時並行でしていただき、ご意見をいただくオペレーションが一週間ほど続いた。そこで原子力安全委員会としての動きが見えなければ、ある意味当然であろうと思う」

とし、「事態が落ち着いてから、今回の対応は100点満点であったのかどうか、事後的に第三者の皆さんに検証してもらう必要がある」と語った。

【4/6・16:00開始】枝野官房長官記者会見 生中継
「七尾記者の質問」部分から再生
http://live.nicovideo.jp/watch/lv45667988#1:05:45
(番組はタイムシフト機能でいつでも視聴できる)

(土井大輔)

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