一筆入魂!達人が描くマヨアートに酔いしれる! @『おかる』大阪 千日前

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大阪に来たものの、さして“お好み焼き”の店に触れない筆者ですが、正直言って“お好み焼き”は大好きです。
と、言う訳で書かないと見せて実は書くみたいな感じで、ちょいちょい『おかる』について書いてみましょう。

昭和21年創業の老舗『おかる』

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大阪には数えきれないほどの“お好み焼き”の店がありますが、その中でも『おかる』は昭和21年創業と老舗です。
そして“ステンレス製のテコ”や“蒸し焼きスタイル”を確立させたのは『おかる』と言われています。

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そんな老舗の『おかる』で筆者が食べるべきメニューは、ただひとつ
『豚玉』(800円)
のみであります! やはり基本中の基本、お好み焼きの中のお好み焼き、ベーシックスタンダードである『豚玉』こそ究極の一品かと思われます。

“お好み焼き”が焼けるまで待つべし!

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そして『おかる』は店員さんが全て調理してくれるので、コチラは焼き上がるまで待つのみであります。
店員さんは、あちこちのテーブルを回っているので忙しそうですが、筆者的には暇なのでビールでも飲んで、のんびり待ちましょう。
店員さんがカップに入った生地を器用に混ぜてくれます。
時々“生地を上下に返す”と言うテクニックを駆使する事で、空気を含ませながら生地を混ぜるのです。
いい感じに混ざると生地を鉄板に乗せ、蓋(かぶせ)を乗せて店員さんは別のテーブルへ行ってしまいます。

押して蒸して焼くのが『おかる』スタイル

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そして数分後、お好み焼きを返しにやって来たと思ったら、返した途端
「目の前で“お好み焼き”を押し潰す」
と言う信じられない光景が……。唖然としていると、何事も無かったように“蓋”をして、また別のテーブルへと消えて行きます。
基本的に“お好み焼き”で「生地を潰す」と言うのは御法度なのですが、この『おかる』の伝統的な焼き方では生地の中央を激しく潰します。
しかも、ちょっとテコで抑えるレベルを超えて、ほぼクラッシュ状態まで潰します……。本当にコレは大丈夫なのでしょうか?

芸術的な『おかる』のマヨアート

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そして、筆者の心配をよそに涼しい顔で戻って来た店員さんは、何事も無かったかのように蓋を開けます。
結果、何事もなかったかの如く焼きあがっていました。
なんでも蓋をして蒸し焼きにするので、潰しても再びふっくら焼き上がるそうな。
そして、ここでマヨネーズと鰹節等の有無を聞かれますが、是非ともマヨネーズだけは断らないで頂きたい。
『おかる』のマヨアートに対するパッションを受け止めるのも、食べる側の礼儀なのです。

調味料ポットは触るべからず!

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そして大事な事なので書いておきますが、備え付けの“調味料ポットは店員さんが使う為のモノなので、触ってはなりません。
『おかる』は最初から最後まで作ってもらうスタイルなのです。

『豚玉』を食す!

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そして実食!
ちなみに今回のマヨアートは“通天閣タワー”で御座います。サイドの“大阪”の文字も含めて関西推しです。
そう言えば、店を改装する前に訪れた時は“筋肉マン”だったので、特に“大阪”縛りでマヨアートを行っている訳では無い模様。

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肝心の『豚玉』の味の方ですが、いわゆる“お好み焼き”としてベーシックな感じで御座います。
特に山芋を使ってふっくら焼くとか、牛乳を使ってコクを出すなどの小技は使わず、ストレートに生地の旨さとマヨアートで勝負です。

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やはり『おかる』の『豚玉』は落ち着きますね。まさに“お好み焼き”のド真ん中って味で、時代に流されない『おかる』の姿勢に好感が持てます。

『おかる』 総評

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あと、比較的どうでも良い事ですが、改装された事で“座席スペース”が少しだけ広くなったと感じました。
以前は椅子と言うか腰をかける部分の幅が超狭く、背もたれと言うか壁も直角で
「座高を測定してるフィーリング」
があり、お好み焼きに集中出来ない自分が居ました。まあ、今も決して快適とは言えませんが、とりあえず身長175cmでも不自由なく“お好み焼き”を食べる事が出来ます。
あとは“お好み焼きには手出し無用!”とか“お好み焼きクラッシュ”とか色々ありますが、それらを含めて『おかる』の“お好み焼き”なのかと思います。
それでは、みなさんも是非『おかる』に訪れてみて下さい。特にマヨアートに関しては世界一と思われるので、必見かと思いますよ。

『おかる』

大阪府大阪市 中央区千日前 1-9-19

営業時間 12:00~15:00 17:00~22:30

定休日:木曜日

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