【正直レビュー】ラーメン屋編『あら炊き豚骨 荒海』(渋谷区代々木)

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あらゆるものに対して正直にレビューしていく『正直レビュー』のコーナー。今回は、ラーメン屋『あら炊き豚骨 荒海』(渋谷区代々木)を正直にレビュー。この店は “つけ麺” がメインのラーメン屋らしいので、つけ麺(750円)を食べてみた。それ批評は以下の通りだ。

麺: 表面はツルツルとしており、内部がシコシコとしている弾力の強い麺となっている。麺の美味しさは特に可もなく不可もなくだが、つけ麺に適している麺を選んでいるといえる。一人前が280グラム、100円増しの大盛りだと360グラムとなる。

スープ: 非常に残念なスープである。コッテリとした濃いスープでありながら、サッパリとした味わいを楽しめるスープではあるが、麺との相性が悪い。スープがツルツル麺にまとわり付かず、さっぱりとした味のスープが麺とともに口に入るころには、すでに薄味となっている。とはいえ、スープだけを飲んでみると、つけ麺特有のしょっぱい味のスープとなっている。つけ麺のスープはだいたいしょっぱいのでそれでいいのだが、そのしょっぱさが麺とからむときに薄味となってしまい、物足りなさを感じさせる要因となっている。ツルツルの麺には粘力のあるスープでないと適さない。まずくはないが、とびきり美味しいとはいえないものである。スープに入っているチャーシューは合格点。

具材: 麺に盛られている具はモヤシのみで、このモヤシが食感を台無しにしている。しかし、具の選択を間違っているわけではない。何が問題なのかといえばモヤシの茹で時間である。茹で時間があまりに短いため、モヤシ独特の臭みが出てしまい、麺とスープの風味を壊している。モヤシを噛むと口の中に土臭さが広がるのだ。モヤシのシャキシャキ感はラーメンにとって非常に重要なポイントなので、それを生かそうとした結果がこれなのだろうが、あと10秒間は長く茹でるべきである。それだけでこの問題は解決すると思われる。

トッピング: 無料で白ねぎのみじん切りを入れることができる。スープにパンチをきかせたいときに入れるといいが、さほど味は変わらない。また、スープが足りなくなったり、スープを薄味で飲みたいときはダシ汁を無料でもらうことができる。「スープを足してほしい」といえば、別皿にダシ汁を入れてくれるので、それをスープに入れる。1度にもらえるダシ汁の量が少ないため、3杯ほどもらわないと、しょっぱいスープを薄めることはできない。

調味料: コショウ、お酢、唐辛子がある。コショウや唐辛子はお好みで入れてもいいが、お酢はスープに入れないほうが良い。スープのうまみが一瞬にして消えてしまうからである。お酢はつけ麺において重要な調味料なのだが、このスープにお酢は適さない。単なる酸っぱい汁と化すので、お酢はオススメできないと念を押しておく。

接客: 非常に丁寧である。オープンしたばかりで忙しいからなのか、これからもずっとなのか、狭い厨房には3名の店員が忙しそうに動き回っている。忙しいにもかかわらず、接客がきちんとしており、笑顔を絶やすことはない。その徹底振りをラーメンのほうでも発揮してほしかったが、今の段階では味に合格点を与えるに至らない(このニュースの元記事はこちら)。
 

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