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次世代自動販売機の凄さを聞く! 触れば分かる細かい所への気配り

品川駅にある次世代自動販売機

JR東日本ウォータービジネスは、高輝度の大型タッチパネルディスプレー、高度なマーケティング頭脳を持ったデジタルサイネージ型の次世代自動販売機を開発しました。8月10日より品川駅構内設置されて、約1か月。今後2年以内を目途に約500台を東京近郊に設置される予定です。次世代自動販売機のコンセプトは、“顧客との接点を豊かにする自動販売機”とのことでした。それって一体どういうこと? 今回は、JR東日本ウォータービジネスの自動販売機事業部長の阿部さんと、企画部の伊藤さんにお話を伺うことができました。

品川駅ホームにある次世代自動販売機

「自動販売機不況と呼ばれている中、JR東日本ウォータービジネスの自動販売機売上は、4年間で134%伸長しました。。自販機の台数は特に増えていません。自販機毎の売り上げが伸びています。その要因は、“ブランドミックス機化”と“Suica対応”だと考えています。ブランドミックス機化とは、メーカーを問わずに売れ筋商品、新商品を揃えていこうという事です。お客様が今最も求めている物は何なのかを起点に、メーカーにこだわらず提供していきます。また、Suicaに対応することにより、小銭を出す手間がなくなったのでスピード化購入することが出来るようになりました」

「自動販売機は“顧客との接点”と考えています。池袋駅に設置した『mediacure』のように自動販売機の可能性を模索した上で、やはりやるんであれば自動販売機自体を徹底的に変えようと考えて次世代自動販売機を作ることになりました。最大の特徴としては、やはり機体のデザインです。47インチのディスプレーを採用し、柴田文江さんに筐体のデザインを担当していただきました。機能は3点で、大型ディスプレイ、マーケティング機能、デジタルサイネージ・ネットワークです」

「ディスプレーは、前面のタッチパネルです。最大の特徴は、ボタンをなくしたことです。商品陳列棚をイメージするような表示をして、商品自体を押していただくことになります。スピード感を損なわずに、シズル感やデザイン性を表現できたと思います。見ていただければ分かりますが、相当こだわって作ったので、満足頂けると思います。現場で見ると、凄いですよ。大型ディスプレーを全面に活用し、季節や時間帯、温度に合わせて表示するコンテンツを変更します。また、属性判定用センサを使い、年代性別を判定します。時間帯や温度と組み合わせてお勧めの商品を表示します。売り切れ商品は画像が消滅し、在庫がある商品に置き換えるので売り切れている商品は表示させません。ネットワークは、WiMAXを使い、コンテンツ配信や緊急配信を用意しています。緊急配信を利用することにより、災害時に飲み物を無料提供することができます」

・人を判別するということですが、どうやって判別するのでしょうか。
オムロンさんの技術を使っています。骨格や、目の離れ具合などの顔の特徴点のバランスから判断していると聞いています。

・この次世代自動販売機を作る上での一番の苦労はなんでしたか。
様々なパートナー企業と共に作っています。各社の役割分担をして、間で起きた問題点を解決していくのが一番苦労しました。例えば、自動販売機に近づいたときにお客様が前に立ったときすぐに画面が変わらなくてはいけない。お客様が商品を選ぶ前にお勧めを表示しなくてはいけない。それ1つでさえ、企業の技術が連動しないといけないんです。それの指揮をするのがうちの仕事です。それがやはり一番苦労しました。

・ちなみに女装した同僚が自動販売機の前に立ったらどうなると思いますか。
女性になると思います(笑)。

せっかくなので実際に品川駅に行って触ってみることにしました。品川駅に設置されてから1か月経過したのに、次世代自動販売機には人だかりが出来ていました。まず見て思ったのは、画面がとても綺麗です。とても自動販売機には見えません。

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