バーガーキング限定のウマ辛い『アングリーワッパー』で「10辛」を試してみたよ
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世界でも絶大な支持を得ているバーガーキングから、新シリーズの『WHOPPER(ワッパー)』が登場です。その名も『アングリーワッパー』。
※全ての辛ウマな写真をみるにはこちらからどうぞ
「怒り」を冠した名のそのハンバーガーは、2010年6月2日から期間限定にて発売開始。「ANGRY(アングリー)ソース」と「ハラペーニョ」の組み合わせで、自在な辛さを提供できるのも特徴のひとつ。
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オフィシャルに用意されているのは
・ウマ辛(1辛)
・ビリ辛(3辛)
・劇辛(5辛)
の3種類。
そこで『アングリーワッパー』について、都内某店のバーガーキングで質問をしてみました。
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Q)5辛以上は注文できないんですか?
A)できますよ。「ANGRYソース」も「ハラペーニョ」も追加できますので、お好みの辛さまで挑戦可能です。
Q)発売されてから今までで、(わずかな期間ではありますが)どのくらいまで増量された方がいらっしゃいましたか?
A)この店舗で私の知る限りでは10辛まで増量されたお客様がいらっしゃいました。
Q)ハラペーニョの数はどのくらいになるんですか?
A)5辛で20枚のハラペーニョが入ります。1辛増強は4枚ずつ追加されますので、10辛ですと合計40枚のハラペーニョ(!)が入るということになりますね。
Q)ハラペーニョが多すぎると味のバランスが壊れそうですね。オススメはどのくらいですか?
A)ご指摘の通りハラペーニョだらけになってしまい、その味しかしなくなる恐れがあります。10辛くらいまでが適切かと思われますね。
Q)ありがとうございます。
というわけで、3辛、5辛、10辛をそれぞれ購入して試してみることに。10辛には、ビーフパティ(4オンス)を追加し、ハラペーニョの味に負けないようにしてみました。また、店員さんのアドバイスで「ANGRYソース」もさらに追加し、バランスを整えていただきました。
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ちなみにこの「ANGRYソース」は、「赤味噌をベースに赤唐辛子ペースト、チリパウダー、黒胡椒、クミンなどを加えて、奥行きがあるパンチの効いた辛味を実現」し、「ナンプラーなどを隠し味」にもしているそう。かなりの期待がふくらみます。
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– まずは、ビリ辛(3辛)からチャレンジ!
見た目は、レタス、トマト、そしてハラペーニョが入った美味しそうなハンバーガー。ソースは独特の赤みを帯び、スパイスの香ばしい匂いを漂わせています。
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おそるおそる口にすると……おお!辛いけど確かに旨い!A記者もB記者もそこまで辛さに強くないものの、”辛ウマ”を堪能(たんのう)できる程度のバランスが保たれています。トマトとレタス、オニオンなどの生野菜に「ANGRYソース」が絡み、ハラペーニョがアクセントとなって食欲を増進します。まあ、辛いことは辛いんですけど。
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辛さの度合いとしては、モスバーガーの『スパイシーモスバーガー』より、もう少し辛いかな?というのが個人的な感想。他にはハウス『ジャワカレー』の中辛が当たり前な人には問題ない辛さかとも思いました。
– オフィシャル最高の劇辛(5辛)へ!
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さて、そこから更にハラペーニョが追加された「劇辛」である5辛に挑戦してみます。心なしか香りが強くなったような気が。実はこれ、ハラペーニョの香ばしさ。ちょっとピーマンにも似た青い香りにスパイシーさが混在しています。ううむ。
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
まずは、一口。……あれ、そこまでじゃないかな?と思い更に一口。
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…見誤っていました。ある”境界線”を越えると、そこにはハラペーニョとソースの領域が。また、このスパイスの効いてくる”辛さの飽和点”ともいうべき、感覚的な境界線も存在していました。あっという間に辛さが押し寄せ、口の中を侵食していきます。
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耐え切れず熱いお茶を含むと、口中の痛点が開放されるかのような新体験!またしてもヘブン状態に突入です。放心ともいいます。
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ただ総じて言えるのはハラペーニョの酸味が伴う辛さは後を引くものではなく、どちらかというと瞬発力主体のスプリンタータイプ。「ANGRYソース」の辛さのほうが、若干後を引くという印象でしょうか。この手のスパイスが苦手な人でなければ、劇辛は十分に美味しく召し上がれる、計算された配分ではないのかと感じました。辛いけど。
– そして10辛へ
さあ、既に涙目の記者たち。クーラーの効いた部屋なのになぜか汗だくです。ここで「劇辛」の5辛にさらに5辛をプラスした、合計10辛の『アングリーワッパー』に挑みます。
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店員さんのおっしゃっていたように、なかなかにハラペーニョの比率が面白い感じになっています。ビーフパティ4オンスを追加した肉2枚分の厚さと同じかそれより多いくらいのハラペーニョが垣間見えています。ううむ。
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ええい!とかぶりつくやいなや、突然に悶絶する記者。
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原因は先の「ハラペーニョの層」だけをかじってしまい、口の中がハラペーニョオンリーになってしまったため。熱いお茶を飲ませてもらうと、「痛い!痛い!」と更に悶絶。お茶で痛い、という人はなかなかいません。
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このように”増設”した『アングリーワッパー』を試そうと考えている皆さんにアドバイスを送るとすれば、「できるだけ真横から口にして、なるべく複数種類の具材と一緒にハーモニーを楽しむ」のが良いかと思われます。
ともあれ、辛さの上限はある程度で止まり、後は量との戦いともいえます。10辛は想像していたよりも、ゆるやかな上昇率でした。とはいえハラペーニョの追加しすぎは味のバランスが変わるので、チーズやビーフパティの追加をお奨めいたします。
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これだけの大量の辛味を食し、その効果は後からじわじわと押し寄せてきました。記者たちの汗は、引くことなく後片付けが終わっても噴出していました。
「これだけ汗かければ、痩せるんじゃないかな」
「いや、それ以上に食べてるし…」
「まあでも、このくらいだったら全然イケますね!」
などと他愛もない会話を交わしながら、ふと先のバーガーキング店員さんから手渡されたチラシとその時の言葉を思い出した。
「実は、7/23からは『クレイジーワッパー』という新商品が発売される予定です。世界一辛いとウワサの「ブートジョロキアソース」を使用していますので、ぜひチャレンジしてみてください!」
と笑顔で薦められたのであった。
その時はつい、「必ず、来ます」と答えてしまった事は、内緒にしたい。
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