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日本経済の不都合な真実

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世界経済の中で日本が勝ち残っていく競争力、データで見るとはっきりとわかる現実はなかなか厳しいものでした。今回は大元隆志さんのブログ『ASSIOMA』からご寄稿いただきました。

日本経済の不都合な真実
私も含めて日本に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか?
私は日本に対してこのようなイメージを持っていました。

 1) 経済大国日本は世界に対して大きな影響力を持っている
 2) 日本人は貯蓄好きで、国全体で1400兆円の個人金融貯蓄がある
 3) 高度な技術と、高品質で日本製品はブランドであり、世界中で人気がある

しかし、経済産業省から先日発表された、『日本の産業を巡る現状と課題』 *1 を見ると、今まで日本という国を何も知らなかったという事実に気づきました。50ページにもわたる資料ですが、その一枚一枚がとても重要な事が記載されていますので、是非一読される事をお勧めします。
*1:『日本の産業を巡る現状と課題』平成22年2月 経済産業省
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g100225a06j.pdf

今回はこの、『日本の産業を巡る現状と課題』の内容を基に、日本経済の不都合な真実を紹介してみたいと思います。

1.経済大国日本は世界に対して大きな影響力を持っているというウソ
のっけから、「日本経済の行き詰まり」という題目で始まるこの資料。本題に入った5ページでいきなり衝撃的な事実をつきつけられる。2008年の時点で日本の一人当たりのGDP世界ランキングは現在23位。

日本経済の不都合な真実

※「日本の産業を巡る現状と課題」平成22年2月『経済産業省』5ページより

三菱総合研究所の2009年の最新データ *2 では、国際競争力は日本が17位と前年の22位から若干上昇はしているものの、香港(2位)、シンガポール(3位)などが上位に位置づけている事が分かる。ICT *3 の世界でもアジア拠点として香港、シンガポールにDC *4 や支社を設立する傾向が目立つ。こういったランキングが影響を与えているのではないだろか。

*2:「IMD 国際競争力ランキング(2009年)」『MRI Dairy Economic Point(株式会社三菱総合研究所)』参照
http://www.mri.co.jp/NEWS/report/economy/__icsFiles/afieldfile/2009/05/21/dc09052101.pdf
*3:Information and Communication Technologyの略。IT(Information Technology)とほぼ同義語。
*4:Data Center(データセンター)の略。

『日本の産業を巡る現状と課題』33ページの資料からも、外国企業から見て日本は既に魅力的にうつっていない事がうかがえる。

日本経済の不都合な真実

※『日本の産業を巡る現状と課題』平成22年2月 経済産業省 33ページより

もう、日本は外国から見て魅力的でもなんでもなく、過去からの資産を食いつぶしているだけの「アジアの中の1国」でしかないのだ。

2.日本人は貯蓄好きで、国全体で1400兆円の個人金融貯蓄があるというウソ
7ページの資料から、日本人の「貯蓄率」は「浪費好き」な米国より下回っているとある。

日本経済の不都合な真実

※『日本の産業を巡る現状と課題』平成22年2月 経済産業省 7ページより

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