旧小学校体育館を気球モチーフで幻惑! 不思議系ブランド『pays des fees』が新作コレクションショーを敢行
東京・中野ブロードウェイにショップを構えるオリジナルブランド『pays des fees』(ペイデフェ)の2014年新作コレクションショーが2014年3月23日に旧淀橋第六小学校体育館で開催。「気球」をテーマにした新アイテムを身にしたモデルによるウォークのほか、サンドアートのパフォーマンスやクレイアニメの上映なども合わせた、デザイナーのりむさん独特の世界観が展開されました。
西新宿にある休校となった小学校の体育館を舞台に行われた今回のショー。『YouTube』などにもアップされていた告知映像のクレイアニメを手がけた船本恵太さんを中心としたユニットSILTがサンドアートを披露し、トイポップ系ミュージシャンのイトケンさんがテルミンなどの音源を用いた演奏を交えるという、りむさんの東欧への傾倒やシュールレアリズム指向を感じさせる雰囲気の中で新作がお披露目になりました。
オープニングに登場したイエロー&パープルの気球ハットのモデル。サーカスや博覧会を想起させる色使いが印象的ですが、シンプルな白ブラウスと合わせた着こなしは、パーティーやフォーマルな場でも真似したいところ。
さまざまな気球がプリントされたテキスタイル。膝丈のパンツは同色系のトップスとの相性が良さそう。ワンマイルウェアとして着こなしてもカッコイイのでは?
気球プリントはシャツやワンピースも。『オタ女』でのインタビューで「普段から着れて、自分の世界や少女性を持ったまま着れるものを作りたい」と語っていたりむさんでしたが、新コレクションではリアルクローズがより強化されたラインナップといえそうです。
ちょっとおめかしする際のアイテムも変わらずに用意されています。クラシカルなシルエットの傘は甘いコーデとの相性が良さそう。
現代美術家の須藤絢乃さんデザインのTシャツワンピース。淡い色合いのグラデーションが絶妙で、一着でもインパクト大。
画家の七戸優さんとのコラボレーションワンピース。複数の気球が重なりあった構図がシュールかつ幻想的で、ロマンを感じさせる一着に仕上がっています。
着やすさや甘い雰囲気のアイテムだけでなく、襟や袖に複雑なラインを施したジャケットなどビターなアイテムも。これから気球で空に挑もうとする先人をイメージすることもできるのでは? シークレットな場に着ていきたいコーデです。
トリには、スカートにいくつもの気球を浮かばせたモデルが登場。そのコンセプチャルなテーマを体現すると共に、キュートな魅力を来場者に振りまいていました。
普段用からよそ行きまで、さまざまなシーンに対応できるアイテムを揃えた『pays des fees』の気球コレクション。新アイテムは2014年3月27日から30日までショップにて開かれる受注会で先行予約可能。また、2014年4月2日から9日までオープンするラフォーレ原宿のポップアップストアでも発売予定となっています。
さらに、ショップのリニューアルも控えている『pays des fees』。りむさんの趣向や世界観が随所に発揮された空間になることは間違いなく、不思議系ファッションブランドとしての存在感が増すことになりそうです。
pays des fees POP UP STORE in ラフォーレ原宿
場所:ラフォーレ原宿1F limited space 「conteiner」
日程:2014年4月2日~4月9日
営業時間: 11:00~21:00問い合わせ先:
pays des fees
03-5318-9439
[email protected]
pays des fees (オフィシャルサイト)
http://pays-des-fees.com/
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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