任天堂Nintendo Switch2(ニンテンドースイッチ2)抽選販売の影響によるPS6販売時の懸念点 / 転売屋が会員アカウントを育てる可能性大

任天堂の次世代ゲーム機として発表されたNintendo Switch2(ニンテンドースイッチ2)。すでにマイニンテンドーストアや家電量販店などで抽選販売が繰り返されており、当選者からは歓喜の声があがっている。

転売屋対策のためNintendo Switch2購入条件をもうける販売店

マイニンテンドーストアやヨドバシカメラ、ビックカメラ、楽天ブックス、ソフマップなど複数の店舗では、転売屋対策のため、購入条件をもうけている。

ゲームプレイ時間、有料会員登録の有無、まとまった金額の購入履歴などだ。しっかりとゲームで遊んでいることや、過去の購入履歴により「ゲーム機を狙い撃ちした転売屋」を締め出す対策である。そのため、一部の善良な購入希望者も締め出されることになるが、転売屋締め出しの効果は絶大といえよう。

転売屋が対策で「アカウントを育てる」可能性大

だがしかし、今回のNintendo Switch2の転売屋対策をうけて、転売屋も対策をとってくることが考えられる。それは「販売店の会員アカウントを育てる」という対策だ。

今後もプレイステーション6(PS6)や、マイクロソフトのXbox系次世代ゲーム機が販売されると思われる。その際も、Nintendo Switch2と同様、抽選販売が実施されるはずだ。そのとき締め出されないよう、販売店の会員アカウントを育て、一般人になりすまして抽選に応募すると思われる。

「ゲームプレイ時間を増やす」「有料会員になる」「商品を購入して履歴を作る」など、優良で善良に見えるアカウントを育て、抽選に参加する転売屋が現れる可能性があるのだ。

あくまで金儲けのために購入するのが目的

「そこまでしていたら善良な消費者なのでは?」と思うかもしれないが、そんなことはない。ゲームを遊ぶ目的で購入するのではなく、あくまで金儲けのために購入するのが目的だからだ。本当にゲームで遊びたい人の手にゲーム機が渡る機会を奪っているのだから。

「商品を購入して履歴を作る」には投資が必要となるが、最新のゲーム機は通常の倍以上の価格で売れることもあるため、投資してもじゅうぶん儲けが出る可能性がある。

「善良な購入希望者がゲーム機を得る機会」を奪っていく

また、「商品を購入して履歴を作る」ときに、他人の代わりに品物を購入して、自分はお金を払わず購入履歴を増やすことも可能だ。転売屋は徹底的にあらゆる手を使って「善良な購入希望者がゲーム機を得る機会」を奪っていくだろう。

「発売日に購入希望者全員が買える状態」にするとベスト

今後は、より高度で、より徹底した転売屋対策が必要になると考えられる。なかには販売店が転売屋に加担していたり、そもそも販売店が転売屋というパターンもありえるため、もはや「発売日に購入希望者全員が買える状態」にしないと、完璧な転売屋対策は無理なのかもしれない。

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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