60年代フォーク名曲が沁みる! コーエン兄弟最新作『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』予告編公開

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『ファーゴ』(1996年)『ノーカントリー』(2007年)でアカデミー賞を受賞し、スリラーからコメディまで数々の名フィルムを送り出してきたコーエン兄弟の最新作『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』の予告編が公開。オスカー・アイザック扮するフォークシンガーが猫を抱えて旅をする姿が描かれています。

『バートン・フィンク』(1991年)でパルム・ドール・監督賞・男優賞の三部門を独占して以来、『ファーゴ』『バーバー』(2001年)でも監督賞に選出され、常連ともいえるカンヌ映画祭でグランプリに輝いた本作は、1960年代のグリニッジ・ヴィレッジのフォーク・シーンの中心的人物だったフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクがモデル。ボブ・ディランも憧れたという彼の回想録にインスパイアされ、人生の試行錯誤やコーヒーハウスでのライブなどが独特の空気感で再現されています。

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』 予告編 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=TBQ3kjgzE8M

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ツキに見放されつつも、古くから伝わる民謡や伝承歌で魅了するデイヴィスを演じるオスカーは、劇中のライブ・シーンをすべて吹き替えなしの生の録音で挑み、見事な歌声とギタープレイを披露。1930年代のアメリカ南部を舞台にした『オー・ブラザー!』(2000年)で、700万枚を超えるヒットとなったアメリカン・ルーツ・ミュージックのサウンドトラックを担当したT=ボーン・バーネットが今回もプロデュースしており、マムフォード・アンド・サンズのマーカス・マムフォードが参加するなど、フォーク好きは必聴なのではないでしょうか。

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共演には『華麗なるギャツビー』(2012)が記憶に新しいキャリー・マリガンや、『ソーシャル・ネットワーク』(2010)でショーン・パーカー役を演じたるジャスティン・ティンバーレイクなど実力派揃い。人間臭い役柄が毎回登場するコーエン兄弟作品ですが、今作も語り草になるような名シーンが観ることができるのか、2014年5月の日本ロードショーが待ち遠しいところです。

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』

2014年5月 TOHO シネマズ シャンテ 他 全国ロードショー

提供:東宝、ロングライド
配給:ロングライド

監督・脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
音楽:T・ボーン・バーネット
出演:オスカー・アイザック、キャリー・ マリガン、ジョン・グッドマン、
   ギャレット・ヘドランド、ジャスティン・ティンバーレイク

2013年・アメリカ・104分

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』公式サイト
http://www.insidellewyndavis.jp/

Photo by Alison Rosa (c)2012 Long Strange Trip LLC

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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