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創造性を分割すると創造性は消滅する

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今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

創造性を分割すると創造性は消滅する

例によって某プロブロガーが広告代理店はクリエイティブじゃないと言っていた。でも例えばCMなんか映像を作ってるわけで、それ自体は創造的な作業だと思うんだよね。

これは工場の作業員がクリエイティブか?という問題と同じ気がする。工場の作業員はある面単純作業の繰り返しであり、あまり創造的作業には見えない。

でもその産業全体を見れば、常に新製品を生み出し、世に供給しているのだから創造的作業と言える。つまり全体は創造的だが、それを分割していくと、個々の部分は単純作業になる。

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これは一人の人間の頭のなかでも同じことが起きていると思う。芸術家が作品を生み出す作業も、大部分は単純作業だと思うんだよね。例えばインスピレーションを求めて旅に出たとする。旅行のチケットを買ったり交通機関を乗り継いで移動する作業はあまりクリエイティブでないように思う。

でも目的地についてあちこちを散策する作業も、それ自体はクリエイティブには思えない。じゃあクリエイティブな作業ってどこにあるの?と。

つまりそういう単純作業の総体がクリエイティブな作業と呼ばれるのであって、それをバラバラにしても、クリエイティブな核というのは出てこない。人間を解剖して「どの臓器が人間なのか?」と問うようなもの。

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まあ、中枢部分というのはあるとは思うけどね。人間だったら「人間の本質はどこにある?」と無理にでも決めようとすれば、それは大脳だろう。でも大脳だけでは人間にならない。

同じようにCMの映像であれ、家電の新製品であれ、それを生み出した中心はあるとは思う。でも中心だけでは何も生み出せない。

だから自分は中枢部分に食い込みたい、憧れるというのはいいと思うけど、だからといって現場で泥臭い作業をしている人間を否定するのはおかしい。それは大脳が「体のこの臓器はいらない」というようなもの。「心臓は創造的な作業をしてないからいらない」とか言い出したら、大変なことになっちゃうよね(苦笑)。

執筆:この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年03月05日時点のものです。

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記者:

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