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『Twitter』で集ったクリエーターによる作品上映&トークイベント『オレ劇場』レポート

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うるまでるび、秋元きつね、ケロケロキング(木原庸佐)のクリエーター3氏がミニブログ『Twitter』で発案し、約1ヵ月の準備期間で実現した上映&トークイベント『オレ劇場』が、3月12日に東京・渋谷のユーロスペースで開催されました。決定から開催まで期間が短く、大規模な告知がなかったにもかかわらず、当日の劇場は満席状態。ほとんどの来場者が『Twitter』でイベントを知ったという、『Twitter』ならではのスピード感とつながりで実現した、目新しいイベントとなりました。

・企画会議は『Twitter』で
テレビ番組『ウゴウゴ・ルーガ』のアニメ『がんばれ!まさおくん』やプレイステーション用ゲーム『せがれいじり』のCGで知られ、現在はショートアニメ『ヤンス!ガンス!』を制作中の秋元きつね氏が『Twitter』で「作品見ながら皆でツイート突っ込みバトルとか」と投稿したのが2月1日のこと。

『おしりかじり虫』『スミ子』などのアニメ作品で知られる“うるまでるび”のうるま氏がこれに「合同上映会でもやりますかね」と反応し、企画はスタートします。さらに、テレビ番組『ポンキッキーズ』のアニメ『ゴー!ゴー!コニーちゃん』やプレイステーション用ゲーム『ケロケロキング』で知られるケロケロキング氏が「まざりたいですぅ〜♪」と参加を表明し、うるま氏の「やりましょう。音楽の匂いがするアニメ作家大集合!」という号令でイベント開催が決定しました。ここまでの時間はわずか数十分。打ち合わせはすべて『Twitter』上で行われ、当日を迎えました。

・3者の個性がぶつかりあう

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イベントは1人の持ち時間10分で順番に上映していき、3巡させる3部構成。スクリーンの前には“ちゃぶ台”が置かれ、上映の合間に3人がトークを繰り広げました。演者も観客もほとんどが『Twitter』でつながっていることから、“オフ会”のようなリラックスムードでイベントは進行していきます。

上映の順番はその場でジャンケンにより決定。結果、うるま氏、秋元きつね氏、ケロケロキング氏の順番で進行します。ちなみに“うるまでるび”は“うるま”氏と“でるび”さんの2人組ユニットなのですが、「今日はオレ劇場だからでるびは出ません」ということでうるま氏のみの出演となりました。

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うるま氏は「いま話題の」というテーマで、成人式にDVDが配布されてから『ニコニコ動画』で人気になった『GO!GO!選挙』からお披露目。第2部は「歌のあるの」というテーマで、昨年秋にCDとDVDがリリースされた『小吉物語』、くちびるがついたサボテンのキャラを主人公にした『くさびる』、うるま氏が「ことしイチオシ」という『ハイレグパンダ』を上映しました。第3部には、「歌のないの」というテーマでショート作品7本を畳み掛けるように上映し、会場を盛り上げます。

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秋元きつね氏は第1部でテレビ東京『おはスタ』で放映した『ハコいりせがれ』、第2部ではMTV制作の『ハナモスキー』、企画段階の『珍類の星』を上映。第3部の『ヤンス!ガンス!』では完成したエピソードのほか、制作工程を説明するアニメーション、制作過程で簡易3Dモデルにより作成した動画コンテを披露するなど、レアな内容でクリエーターの注目を集めていました。

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ケロケロキング氏は、編み物で制作した人形『あみぐるみ』のストップモーションアニメを披露。第1部では『火星人』『ピーナッツのP太郎』『ホタテちん』などのキャラクターアニメ、第2部は『livedoorネットアニメ』で公開中の『ギョロメ星人あらわる!』を上映しました。第3部では、キャラクターの声を担当する実の娘さんとステージ上で共演し、ウクレレユニット『U900』の作品をライブで演奏するパフォーマンスで喝さいを浴びます。

・ちゃぶ台を囲んでトーク

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上映の合間は、ちゃぶ台を囲んでのトークタイム。うるま氏は『GO!GO!選挙』について「タダで配るものだから歌や映像の権利についてだれもうるさく言わない。『ニコ動』で二次創作、三次創作された方がいい」「著作権なんかなくなればいいのに」と過激発言。秋元きつね氏は『ハコいりせがれ』でアニメ、声、音楽まですべて1人で制作し、当時は自宅に録音用のボーカルブースがあったというエピソードを披露します。ケロケロキング氏は、「老後の趣味に」と始めた『あみぐるみ』でアニメを作ることになった経緯、娘さんに声を吹き込んでもらう苦労などを語りました。

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イベント終盤には“ボーナストラック”として、うるま氏が英語版『おしりかじり虫』、『しかと』、7分のモノクロ作品『Mr.カルパッチョ』を上映した後、ケロケロキング氏の音頭で『ジャカジャカジャンケン』大会を開催。上位3名の来場者にプレゼントが手渡されました。

3人3様に個性を主張つつも、お互いがリスペクトし合う関係が垣間見え、和やかな雰囲気に包まれた今回のイベント。『Twitter』上での思いつきからスピード開催され、実現に向けて動いた運営スタッフも『Twitter』で手を挙げたボランティアだとのこと。ちなみに、ステージ前に置かれたちゃぶ台も、『Twitter』でつながった参加者から提供されたものだそうです。『Twitter』時代の新しい形のイベントとして、今後もこうした試みが増えていきそう。『オレ劇場』は参加クリエーターを増やして次回の開催を検討しているそうなので、興味を持った読者は公式ページから3人を『Twitter』でフォローしてみてはいかがでしょうか。

『オレ劇場』公式サイト

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記者:

宮原俊介(編集長) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

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