中堅・中小企業パワーで『ドラえもん』のひみつ道具作りに挑戦! 『四次元ポケットPROJECT』が胸熱すぎる

中堅・中小企業パワーで『ドラえもん』のひみつ道具作りに挑戦! 『四次元ポケットPROJECT』が胸熱すぎる

あんなこといいな、できたらいいな♪ いつの時代も私たちの口癖と言ったら「ドラえもんのひみつ道具があったらなー!」。便利で夢があって、ちょっと意味不明な部分があるのがたまらない『ドラえもん』の「ひみつ道具」たち。その、「ひみつ道具」を実際に作ってしまおうという何とも強気な企画が『四次元ポケットPROJECT』。しかも第一弾として“セルフ将棋”を制作しちゃったというんですから驚きです!

セルフ将棋

(C)Fujiko-Pro

“セルフ将棋”とは、その名のとおりセルフで将棋をする道具。延々に対戦相手をしてくれる機械で、強くしたり弱くしたりの調整も可能。今回のプロジェクトではこの「セルフ将棋」の、

・局面に応じて表情を変えるモニター。さまざまな表示パターンを用意してあり、ピンチの時には思わぬ反応をするかも?

・大きな目玉は画像認証装置。駒が多少ずれて置かれても、問題なく盤面を把握する。

・「成駒」で駒をひっくり返す動きにも対応した、ジュラルミン素材ロボットアームを今回のプロジェクト用に独自に制作。

といったポイントに注目してひみつ道具作りに挑戦。そして何よりドラえもんファンとしてたまらないのが「原作を再現するために、謎の機能であるトイレットペーパー掛けも再現」という所。そうそう、このくだらなさが『ドラえもん』の「ひみつ道具」なんですよね。

セルフ将棋

さて、漫画の中ではドラえもんが四次元ポケットから「セルフ将棋~!」と道具を取り出してくれるだけでいいわけですが、実際に作るとなると大変。高い技術力とモノづくりへのこだわりを持つ6社がそれぞれの役割を分担し挑みます。まさに21世紀の力で22世紀に挑戦する、夢のプロジェクト。

セルフ将棋

『四次元ポケットPROJECT』公式サイトでは、この物づくりの過程をおさめた動画が公開されていて、これがかなり胸熱な内容となっているんです。

職人達が本気になって挑む「ひみつ道具作り」に胸熱!

セルフ将棋

このプロジェクトに参加した6社はいずれも中堅・中小企業。街の工場がものすごい技術を持っていて、世界中の機械や製品を支えていることは、ドキュメンタリー番組や報道などでおなじみですが、今回も皆さん真剣な表情で黙々と完成にむけて作業します。

セルフ将棋

アームがつかみやすいように将棋の駒も一つひとつ職人の手作り。職人達が一生懸命にひみつ道具作りにチャレンジする。もうこの姿を見ているだけでちょっと泣けるんですが……。

セルフ将棋 セルフ将棋

まるでのび太くん!? なかなか思う通りにいかない部分に「う〜ん」と悩む開発者の皆さん。

セルフ将棋

作っては試し、作っては試しを繰り返しながら“セルフ将棋”の完成を目指します。

企業同士、企業と職人同士をつなぐ富士ゼロックスのITソリューション

セルフ将棋

それぞれが役割を決めて、完全分業制で行っている今回のプロジェクトでは、情報共有やスムーズな意思疎通が大切になっていきます。提出された図面に対し修正をお願いしたり、プログラムの仕様書を一緒に作り上げたり。この企業間、人と人とをつなぐ“媒体”が、紙だったり電子だったり混ざっているとやりとりに苦労しそうですよね。

セルフ将棋

富士ゼロックスのITソリューションは、複合機のみならず、オフィスに存在する紙と電子を融合して情報共有することが可能。紙に書かれた図面を中心に、コメントを残したり、意見のやりとりをしたりと実にスムーズな開発を行うことができるのです。

セルフ将棋

特に大活躍していた『Working Folder』は、クラウド上のデータセンターを月額課金制で利用できるドキュメント共有を支援するサービス。自社サーバーを構築するよりも手軽に活用することができます。モバイル端末を利用することもできるので、外出先でもサクサク。社長がメインプログラマーも兼ねていて、大きな開発中も外出が頻繁……なんて事も、中堅・中小企業ならよくありますよね。そんな時にもやりとりが止まらず、どんどんプロジェクトを進行することができるというワケ。

ついに動いた! 本当にセルフで将棋してる!

セルフ将棋

様々な困難を乗り越え、皆さんが全力でアイデアや技術を出し切ってついに“セルフ将棋”が動き出します。アームも、大きな目玉もソックリだ!

セルフ将棋 セルフ将棋 セルフ将棋

実際に一人で将棋を指す姿を見て、大人も子供も大喜び。独自に磨き上げた“技術”や“ノウハウ”を持った中堅・中小企業のチカラが結集すれば“ひみつ道具”作りも夢じゃないってことですね。

みんなの笑顔、プロジェクトメンバーの「やった!」という表情、動画で見ると本当に感動するので、ドラえもんファンのみならず、日本国民は全員必見! 子供の頃夢に描いた事が皆さんの努力によって実現されるのって本当に素晴らしい。胸がいっぱいになります。

この『四次元ポケットPROJECT』は今度も様々なことに挑戦する予定なのだとか。次はどんなひみつ道具に挑むのか楽しみです。「どうだ、ドラえもん」。21世紀だってすごいんだぞ!

富士ゼロックス 「四次元ポケットPJ セルフ将棋」篇(120秒)(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=yQBxkw7sEX0

四次元ポケットPROJECT:富士ゼロックス
http://www.fujixerox.co.jp/company/ad/4d-project/[リンク]

※画像は『四次元ポケットPROJECT』より引用。

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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