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仕事に価値を置かない人の方が生産性が高い

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shigotonikachi

働いている人なら、生活の中の仕事の比重は高く、仕事の中での成長を考えてしまうのは当然でしょう。でも、仕事以外の部分も含めて自分の生活や人生を考えてみることも必要かもしれませんね。今回はkeitaro2272さんのブログ『keitaro-news』からご寄稿いただきました。

仕事に価値を置かない人の方が生産性が高い
「何のために仕事をしているのか」と問われると「お金(生活)のため」、「やりがいのため」、「自己実現のため」、「社会のため」などいくつかの答えが挙がってくると思います。この仕事の理由は大きく分けてネガティブな『お金(生活)のための仕事』ポジティブな『成長のための仕事』に分けることができます。

この2つのどちらが生産性が高いと思いますか?

生産性は大雑把ですが『単位時間当りの利益率』で表すことができます。
1.お金(生活)のための仕事は生産性が高い
お金のために仕事をしている人は仕事に価値を見いだしていません。できるだけ早く仕事を終わらせようとする力が働くため、システム化が進み、分業化や専門化が進みます。同じことを短時間で繰り返すような仕事の仕方になります。無駄なことをできるだけ排除する仕事の仕方をするため生産性が上がるのです。ただし前提条件として就業時間で拘束しないことです。一般的な会社や公務員にみられるようなきっちり就業時間が決められている場合、この力は働きにくいです。手を抜くのは時間という縛りがあるためです。

2.成長のための仕事は生産性が低い
成長のために仕事をしている人は仕事自体に価値を見いだします。なんでもかんでも自分で引き受けようとする力が働くため、個別化が進み一般化が進みます。広い分野の仕事を多くの時間を掛けて成長のための仕事をすることになります。長期的には生産性を向上させるかもしれませんが、あくまでも可能性にしか過ぎません。体裁を整えて見たり、過剰な説明資料を用意したり、ホウレンソウや人脈作成に力を注いだりと仕事へのこだわりは、本業以外にもリソースを配分してしまいます。つまり、生産性を落とす行為なのです。

人は何のために生きているのでしょうか。仕事のために生きているのでしょうか。それとも仕事以外のためにいきているのでしょうか。その配分や基準はその人ごとに違っていいのだと思います。「仕事好き」を強要したり、「仕事嫌い」を蔑(さげす)んだりするのはあまり意味のないことです。実際、生産性を見てみれば上記の通り、仕事好きの人が生産性を上げて利益を上げているかといえば必ずしもそうでないことが分かると思います。むしろ、仕事嫌いの人が生産性を上げて利益を上げていることだってあるはずです。

「安い人件費で長時間働く」というのは企業側にとっても実は良いことではありません。『成長ために仕事をする人』を評価することは生産性は下げていることになるかもしれないのです。そういった文化を根付かせればどんなに非効率であっても改善はなされません。仕事量で賄うわけですからそれを背負う人は有無を言わせず大量のこだわりの仕事を引き受ける羽目になります。

生産性を上げたいなら、こだわりの仕事をしないことです。仕事を割り切った仕事にしていくことです。何でもかんでも仕事にロックイン(編集部注:行動がある方向に固定化していくこと)する(させる)ことは単に選択肢を奪っているだけに過ぎません。このような選択肢を封じていく『みんな一緒でなければならないという思いこみ』が現在の日本を暗くしている原因だと思います。

仕事=人生という思い込みを捨てるのは怖くない

日本の貯蓄残高は世界でも屈指です。働くことに生きがいを感じ消費することを忘れた人が沢山いる一方で、節約に走るあまり安物買いの銭失いになっている人もいます。それは価値観が仕事にしかないために起こることのような気がしてなりません。もっと広い視野で沢山の価値を認めていけば、良質なモノが溢(あふ)れかえる住みやすい社会になるのだと思います。

価値基準が偏っていれば、正当な評価は出来ない

外国の評価をやたら気にする理由もここにあるのかもしれません。割り切った仕事を増やし、余暇を発生させて、仕事以外の活動を充実させていくことは社会にとってマイナスではありません。もう、そろそろ仕事以外の価値を拡大してもいい時期にきているのだと思います。

執筆: この記事はkeitaro2272さんのブログ『keitaro-news』より寄稿いただきました。

文責: ガジェット通信

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