人気”生主”百花繚乱さんに聞いた「ニコ生」の始め方(前編)

放送してる様子

誰でもインターネットで生放送できるニコニコ生放送が最近話題だ。「私もそろそろ初めてみようかな?」というかたもいらっしゃるのではないだろうか。そこで「ニコニコ動画(9)大会議ツアー」にも出演した人気生放送者である百花繚乱さんに、放送の仕方をきいてみた。ちなみにタイトルの「生主(なまぬし)」とはニコニコ生放送で使われる言葉で「放送する人」のことである。

※百花繚乱さんの写真と、詳しい画面の解説はこちら

1 どんな機材で放送してますか?
「ノートパソコンです。Windows Vistaの割と新しいPCを使っていますが、始めたころは4年前のノートパソコンでした。マイクは近くの電気屋さんで買った1200円のスタンドマイクです(笑) webカメラはエレコムのUCAM-DLU130Hというカメラを使ってます。1980円くらいで買いました。普通の配信だとこれで十分なのですが、顔出しをする人に一つオススメしたいものがあります。それは照明です! 普通のスタンドライトでいいのですが、使うと顔が変わって別人みたいになって、僕の場合はようやく人に見せられる顔になります(笑)」

照明をうまく使おう

 女装キャラとしても有名な百花繚乱さんは、照明をつかって「美人」に変身しているようだ。
 なお、最近のノートパソコンはカメラとマイクが始めからついていることがある。その場合は何もつけなくてもOKだ。より良い配信を目指す場合、カメラはLogicool『Qcam Pro 9000』、マイクはSony『ECM-PC50』がオススメだ。多くの有名生放送者が利用しており、値段の割に高品質だと評判だ。

照明で白く飛ばすテクニック

2 プレミアムになるには?
「放送するには月525円のプレミアム会員になる必要があります。お金払うには抵抗があるんですが、1度払うと辞められなくなります。これが運営の罠か…っ!」

プレミアム会員になると、生放送の放送、動画読み込みの高速化、生放送の優先視聴などの特典がある。特に優先視聴は、人気番組を確実に見られる他、一般放送においても「アリーナ」と呼ばれる席を取りやすいので便利だ。ニコニコ生放送の「アリーナ」とは、書き込まれたコメントを放送者に閲覧してもらえる席のことである。プレミアム会員はdocomoのケータイ払いなら3日間無料なのでお得。プレミアム会員は1ヶ月単位で登録なので、月頭での登録をオススメする。3月31日までに登録すると、ニコニコポイントが500Pプレゼントされるので今が狙いだ。

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3 自分のコミュニティを作る
「放送にはコミュニティが必要です。他人のものを借りることもできるのですが、自分のコミュを作るのがオススメです。コミュには自分のしたいことや人となりを明確に書けると、人に興味を持ってもらいやすくなります。パッと見てわかるようにフォント装飾タグやアスキーアートを使うのも手ですね。例えば僕のコミュニティは友達を作るというのがコンセプトなので、友達になってくれた人のコミュニティとリンクさせてもらっています」

 放送にはコミュニティの作成が必要だ。コミュニティには自分の情報を書いたり、動画を投稿したり、掲示板を使うことができる。まずは誰でも閲覧できる「オープンコミュニティ」で、「新参加者は生放送できない」設定がオススメだ。

コミュニティ画面

4 放送を開始するには?
「放送するのは誰かに見て貰いたいというのがあるとおもいます。タイトルには何か興味を持って貰える言葉を入れるといいかもしれません。遠慮せずに、ちょっと目立つくらいにしたほうが伝わります。例えば、タイトルを記号で飾ったり、『メイド服着てみた』『あなごさんの声まねすんぞ』など一目みて分かるようにします。」

ニコニコ生放送のページから放送を開始することができる。夜の人気時間帯では放送をすぐに始められず、順番待ちが必要になってくる。10分程度待てば放送を始めることができる。

5 放送中
「放送はまずあいさつから始めます。そのあと自己紹介がおすすめです。コメントが流れてきたら読んでお返事していくと、番組が進んでいきます。自分が好きな配信者さんの放送を参考にするのがいいですね。自分の場合、放送は一体感が大事なのでコメントを読んでリアクションするだけでなく、見てる人が同じタイミングでコメントを打ってしまうような放送になるように工夫しています。例えば、まず自分が何か馬鹿なことをして、それに対してツッコミコメントをもらうかんじでしょうか」

放送を開始したら、まず音質、音量、画質の設定をしよう。音質は44Khz、画質は85程度がオススメだ。音量は声を出してみてバーを調整すると良い。映像や音声がうまく出てこない場合、映像機器、音声機器の項目をいじってみよう。うまく音と映像が出たら、あとは話すだけだ。

ニコ生放送の設定例

次回は百花繚乱さんにきいた「放送をもっと面白くする」テクニックをお届けする。

※この原稿は伊予柑([NKH]ニコ生企画放送局)さんからの寄稿です。

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