“ざわついていた会話が一斉に静かになる”現象を何と言う?

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今年も残りわずか。12月も後半に差し掛かりクリスマスまであと数日となりました。そんなクリスマスにお似合いのちょっとメルヘンなお話しを一ついかがでしょうか?

皆さんもおそらく一度は経験した事がある“ざわついていた会話が一斉に静かになる”現象。みんなが好き勝手にしゃべっていたのに計ったように静まり返り、ちょっとぞわっとするあの現象を、どのように言っていますか?筆者は「お化けが通った」と言っていたのですが、他にもたくさんの表現があるようです。そこでこの現象が起きた時の話のネタに一つ、色々な言い方を紹介しようと思います。

まずよく使われるこんな表現。

・天使が通った
・妖精が通った
・幽霊が通った
・神様が通った

面白い表現としては、

・魔女が通った
・お地蔵さんが通った
・大仏が通った
・なまはげが現れた

……と言うような「えぇっ!本当に?」というものもみられました。

調べてみると、日本だけに留まらず世界各地でたくさんの言い方がされていることがよく分かり、西洋・日本特有の幅広い表現もされていて面白い結果となりました。特に日本古来の「なまはげ」は地方色豊かで先祖代々言い伝えられてきたのかとさえ感じます。「妖精が通った」もいかにも西洋の考えで、通ると幸せになるとも言われているようです。残念ながらこうしたさまざまな表現のハッキリした由来は今回わからなかったので、機会があれば是非知りたいところです。

さて、フランス映画『突然炎のごとく』の中では「un ange passe」というセリフがあります。意味はそのまま「天使が通る」。これは映画の中で2人の男性が1人の女性を巡る三角関係の中で話し合いをし、ふと会話が止まったシーンで男性が発した言葉です。傍から見たら険悪であろう雰囲気の中でこのような言葉を言える男性の格好良さもさることながら、普段でもどこか気まずい”沈黙”を「天使が通る」というロマンチックな言い回しで流すところは、フランスならではと言えるでしょう。

表参道のイルミネーションも11年ぶりに復活し、町がより一層綺麗になる季節ですが、そんな所で一斉に静かになった時には「妖精や天使が通ってみんなを祝福している」と思ってみてはいかがでしょうか?

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古街

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普段は生放送の制作をしています。 ヴィジュアル系バンドを追っかけて半生、ライブのためなら東西南北果ては海外へでも、どこでも行きます! 地方の美味しい食べ物とお酒、夜行バスで寄る夜中のサービスエリア、新幹線乗り場や空港などの人が行き来するところが好きです。

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