ジョジョのイタリア語はどこまで通じるのか!? 実際に試してみた

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人気漫画シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』は全7部構成となっており、現在も第7部の『ジョジョの奇妙な冒険 ~スティール・ボール・ラン~』が『月刊ウルトラジャンプ』絶賛連載中だ。この漫画はジョースター家の血を受け継ぐ主人公達が冒険を繰り広げる内容で、第一部はイギリス、第二部は北米やイタリア、第三部は日本やアジア、エジプトと、世界を股にかけた展開が人気のひとつとなっている。

そんな『ジョジョの奇妙な冒険』の第五部はイタリア編となっており、主人公や敵たちがたまに使うイタリア語は、ジョジョファンにとって必須の学習事項となっている。『ジョジョの奇妙な冒険』の第五部で使われているイタリア語は以下の通り。


・ディ・モールト …… すっごく!
・ベネ …… いい感じ
・ボラーレ・ヴィーア …… 飛んでいけっ!
・アリーヴェデルチ …… さよならだ

しかし、実際に通じるのだろうか? 語学にしても文化にしても「好きだから自然に覚えた」というのがいちばんだが、いくら『ジョジョの奇妙な冒険』が好きだからって、作中のイタリア語を実際に使って通じなかったら意味がない。ということで、実際にイタリアで『ジョジョの奇妙な冒険』のイタリア語がイタリア人に通じるのか試してみた。

今回『ジョジョの奇妙な冒険』のイタリア語を使って会話の相手をしてくれたのは、イタリア・バジリカータ州・マテーラの『Ristorante Rivelli』の支配人だ。トニオ・トラサルディーもビックリするくらい白トリュフのパスタがめちゃくちゃ美味しいレストランである。

・アリーヴェデルチ …… さよならだ
結論から言うと、通じた! これはこのレストランに限らず、いたるところで使用してみたが通じまくった。つまり、日本人の下手な発音でもそこそこ通じるイタリア語のようである。カタカナをそのまま読んでも通じるレベルだった。やや早口で言うと、通じる可能性が高まるようだ。

・ディ・モールト …… すっごく!
「ディ・モールト」はカタカナをそのまま話しても通じなかった。何度かしつこく話していると、ようやく通じたのが「ディ・モールト」から「ディ」を外した「モールト」という言葉。日本人は「ディ」を発音せずに「モールト」だけを話したほうが通じるようだ。もし使うなら「モールト」と言おう。

・ベネ …… いい感じ
これは完璧に通じた。あいまいな発音、つまりかっこつけてネイティヴに話そうとせずにカタカナ読みで話したほうが通じる。ハッキリとカタカナ読みで「ベネ!」と言ってみよう。「ベネ」だけしか使わないと、やや馴れ馴れしい言葉になってしまうようだが旅行者の日本人が話す言葉だからあまり相手も気にしないだろうが、乱用は避けよう。

・ボラーレ・ヴィーア …… 飛んでいけっ!
さすがにこれは誰にも使えなかった。近日、「飛んでいけ!」と言えるくらい仲良しのイタリア人が出てきたら試したいと思っているので、それまでちょっと待って欲しい。さすがにレストランで支配人に「飛んでいけ!」とは言えなかった。漫画のなかでは、敵に銃弾を撃ち込んでフッ飛ばすシーンに使われているイタリア語だ。

結果的には、『ジョジョの奇妙な冒険』で使用されているイタリア語は実際に使っても通じるようだ。もちろん、ここに掲載している検証内容はイタリア語に精通している方からするとおかしな内容かもしれないが、検証した結果として事実を伝えているだけなので、どうか受け止めて欲しい。

最後に、変な日本人記者の変な発音のイタリア語に対応してくれた、『Ristorante Rivelli』の支配人に感謝と敬意を表したい。『Ristorante Rivelli』はイタリア最古の姿が残る都・マテーラ(Via Casalnuovo27 75100 MATERA http://www.ristoranterivelli.com )にある。人気料理は、不思議なまでにうどんのようなパスタを使用した白トリュフのパスタと、洋ナシのハチミツ漬けデザートだ。

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