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【モゲラプロジェクト】Flashゲームクリエーターインタビュー powered by 0stage 第9回:ババラ(後編)

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未来検索ブラジルはウェブゲームと、その作者であるクリエーターを紹介し、サポートしていく新サービス『モゲラ』をリリースします。詳細はガジェット通信でお知らせしていきますので、続報をお待ちください。『モゲラ』のリリースを記念してお送りするFlashゲームクリエーターへのインタビュー第9弾は、ババラさんの最終回。お勧めゲームや今後の制作活動について語っていただきます。(編集:未来検索ブラジル、インタビュー・写真:0satage 星野健一)

クリエーター:
ババラ
『BABARAGEO』(http://babarageo.com/)で作品を発表するクリエーター。ドット絵をフィーチャーした、レトロゲーム調の作風が特徴。アクションRPGの『ゼノレダ』やシューティングゲーム『ウチューフォース』で注目を集め、2007年に発表したアクションRPG『太くて長いオレの○○○』、2008年に発表した続編『太くて長いオレの○○2』を世界的にヒットさせた。

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■ネーミングもお勧め要素
星野 ババラさんがイチ押しのコンテンツを挙げるとすれば、何でしょう?
ババラ 自分のですか?
ないんだよね(笑)。
本当は『ゾークロン』はすごい創りたくてたまんないんだけど。

星野 なんで手が付かないんでしょうね?

ババラ なんででしょうね。
時間かけて創りたいと思っているのかもしれない。
Apple版の『Ultima』の画面がとても好きで、それ風に創っているんですけど、「みんなに遊んでほしい」というよりは「好きなように創りたい」という感じで。

星野 なるほど。ほかにはどうですか?

ババラ 「これはやった!」という手応えがあったのは『ボシュボス』。
タイトルはボスを募集するから『ボシュボス』。
で、この英語のスペルを考えたときに「勝った」と思って(笑)。
このスペルがカッコよくないっすか。

星野 今、どういうリアクションをするか迷ってるんですけど(笑)。
スペルはえっと、ポルシェっぽくてカッコいいですよね(笑) 。

ババラ 外人にウケると思うんですよね。
ウチューフォース』の「UCHU」とか外人は読めないみたいで、「ゲームは面白いけどタイトルなにこれ」みたいなコメント書かれたりしてたんですよ。

星野 『ボシュボス』は素直に読んでくれている?

ババラ 素直に読んでくれていますね。
なので、やったな、と。

星野太くて長いオレの○○2』の英語タイトル『GINORMO SWORD』とかはどうですか?

ババラ 『GINORMO SWORD』って自分でも読み方わからずにつけたんですけど、『YouTube』でプレイ動画をつくっている外人がいて「ジャイノゥモソゥドゥ」とかって発音してました。

星野 この単語は造語なんですか?

ババラ 「giant」と「enormous」っていう単語を組み合わせて最近つくられたスラングがあるみたい。
なので、それに「sword」をつけて。
そうすると「s」が重なってウザいんで、勝手に取っちゃってタイトルにしました。

星野 勝手に取っちゃったんですか(笑) 。

ババラ 勝手に取っちゃって読めるか心配だったんですけど(笑)。
読めてるみたいなんでよかった。
最初は「BIG KATANA」とかそういうのにしようかとも思ったんですけど。

星野 日本臭を出して(笑) 。

ババラ でもそれじゃあんまりなんで(笑) 。

星野 「ginormous」っていう単語には、ちょっとエッチというかシモっぽい意味はあるんですか?

ババラ それ入れたかったんですよ。
「ginourmous」がデカいっていう意味しかないんで。
その後にシモっぽい単語を入れようかとも思ったんですけど、どうしてもストレートな表現になっちゃうんで諦めました。
外人に相談すればよかったんですけどね。
でも 『Google』で検索したらこういう文字列はほかになかったんで、そういう文字列を生み出せたのはよかったかな、と思います。

■気になるクリエーター
星野 リスペクトしてるコンテンツとかクリエーターってどうですか?

ババラ タワーディフェンス系はヤバいですね。 (編集部注:リアルタイムシミュレーションゲームの1ジャンル。タワーや砲台を設置して、侵攻してくる敵を撃退するルールのものが多い。『Desktop Tower Defense』が人気を集めた)

星野 ヤバいですか(笑)。
じゃあ、ババラ流タワーディフェンスを。

ババラ まず創らないですけどね。

星野 えー(笑)。

ババラ あと、『ざなねこ』はクリアしたいんだけど、クリアできない。

星野 何回かトライしてるんですか?

ババラ 何回どころじゃないですね(笑) 。

星野 攻略は見ずに?

ババラ 見ないでおこうと。
ただ、『ざなねこ2』の方が簡単ということだったので、1→2でやろうとしてたんですけど、2→1もありかなと思うようにはなってきてます(笑)。

あとリスペクトというかお勧めのゲームなんですけど、すずぬーとさんの『宇宙侵略艦隊』がすごい面白い。
激突要塞!』が大人気みたいなんですけど、自分では『宇宙侵略艦隊』が凄く好き。
楽しんで創った感があふれてる。

これをイチ押しにしたい。

星野 お、イチ押しきました。

ババラ ゲームの面白さが抜群なんで、あとは絵をオレの好みにしてくれたら、たまんない感じになるんじゃないかと。

星野 それはドット絵ってことですか(笑) 。

ババラ まあドット絵ですね(笑)。
これ戦闘画面がすごいんですよ。
ユニットに射界があって、そこに入ってきた敵を攻撃するんですけど、攻撃方法が直線のレーザーあり、曲がりながらホーミングしてくるのあり、で凄い派手なんです。
パっと見は派手っぽくないけど、ゲームが進んで戦いの火蓋が切られると、派手な戦闘が繰り広げられる。

星野 派手さ?

ババラ 派手さというか、プレイした結果そういう画面があらわれているっていうのがすごい。
プレイするとすぐ敵が攻めてくるんで、テンポもいいし、派手だしカッコいい。

星野 あーヤバい(笑)。
これ、きっと時間忘れると思うんですよね。 説明されなくても何をすればいいかは分かる。

ババラ そう。
自分のゲームでも大抵ストーリーとかつけてなくて、よくわかんないけどピンクの人が刀持って暴れたりするんですけど、このゲームも無目的というか何かを助けるというようなバックストーリーがあるわけじゃない。

星野 理由はないけどゲームとして戦えばいい。

■『ボシュボス』の続編に期待
星野 それじゃ最後に、これからのリリース予定とか、これからやりたいことを教えてください。

ババラ 今はどっちかというとFlashゲーム作成よりも、サイトリニューアルのためにxhtml+cssの方がチャレンジャブルになってて、興味がそっちにいっちゃってるんで。
リニューアルが終わるまでもうちょい待っててっていう感じです。
といってもほとんど出来てるんで、掲載されるときには終わってると思います。

星野 そしてゲームの方は(笑) 。

ババラ どう考えても次は『ボシュボス2』です。

星野 ちょっと義務感があふれている感じがするんですけど(笑) 。

ババラ でも自分でも創りたい要素はあります。
曲線も含めて構成された『グラディウス』っぽいボスが所狭しと動き回る画面は見てみたいし、ボスよりも自機の方でカッコいいシステムを入れようかと考えているんで。
「言っちゃったから」を抜きにしてもつくりたい。

星野 おお。

ババラ 『ボシュボス』では自機のグレードアップが何個かおきにアンロックされていくだけだったんですけど、今回は悪魔的なバランス感覚の方に。

星野 易しげな(笑) 。

ババラ なんとなく遊んでるだけでも、自機の成長っぷりを楽しめるようにしようかな、と思います。

■その次の新しいチャレンジ
星野 その次とか、あんまり先過ぎる話を聞くのもアレなんですけど。

ババラ 『スーパーマリオ』みたいな横スクロール画面で、うさちゃんが大冒険!みたいなゲームがあるんですけど、そのジャンプアクションをさっさと創れという意見があるので、それをつくります。

星野 それもブログにはあるんですよね。

ババラ あります。
ロックマンっぽいのとかマリオっぽいのは創りたいと思ってるんで。
まだちゃんと創りきったことがないんで、創れるかどうか分からないですけど。

星野 じゃあ、初トライっていことも含めてチャレンジしてみたいってことですね。

ババラ 何年か前の2ちゃんねるの紅白フラッシュ合戦の『アスキーアートワールド』がすごいなぁと思って。
まだ最後までつくったことがないので見通しが立たないんですけど。

星野 そこも含めてやってみたいってことなんですね。

ババラ その後は気分次第ですけど、わが社のマーケティング的には(笑)。
『太長3』とかを創ることになるのではないかと。

星野 売れるコンテンツをつくれと上が(笑) 。

ババラ太くて長いオレの○○○』はシステムも大きくなっちゃって。
一人で創るのもしんどいんでプロジェクトチームをつくってやろうかなと思ったり。

星野 流れ次第とういことですけど、『太長』は続編を作りそうな感覚はあるんですね。

ババラ 『太くて長いオレの○○2』を創ってたときに、面倒くさくてやらなかったこととか結構あるんで、
そういうのをやりたいですね。

星野 チームで創るというのも新しい要素ですよね。
チャレンジという意味でも。
言っちゃいましたね(笑)。
楽しみにしています。

(第10回に続く)

0stage 星野健一 プロフィール:
ゲーム業界で開発に携わりながら個人でもウェブゲームを製作。
『オフィちゅラブ』で『OCNゲームxなつゲー Flashゲームコンテスト』グランプリを受賞。
現在は個人や同人で活動するクリエイターや、それを目指す人たちをサポートするためのウェブサービス提供に向けて活動中。

ブログ:
0stage-blog

※このインタビューの全文は、0stage(http://0stage.jp/)でご覧いただけます。

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記者:

宮原俊介(編集長) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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