そういやファミコンソフトっていくらだったっけ? ゲームの値段は今も昔も安い!

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こんにちは、ガジェット通信ゲーム班です。ゲームソフトの価格ですが、みなさんは高額だと思っていますか? それとも安いと思っていますか? もうすぐ、大作と呼ばれているプレイステーション3専用ソフト『ファイナルファンタジーXIII』が9,240円で発売されますよね。2009年7月に発売されたニンテンドーDS専用ソフト『ドラゴンクエストIX ~星空の守り人~』は5,980円でした。

9,000円台の『ファイナルファンタジーXIII』に関しては、ちょっと高いなと感じる人がいるかもしれません。でも、ファミコンが登場した時代から考えると、ゲームソフトほどあまり時代によって価格が高騰していない商品はないのです。ほかにあるとしても100円から120円に値上がりされた自動販売機やコンビニのジュースくらいでしょうか。

たとえば、スーパーファミコンで発売された『ファイナルファンタジーVI』は今の消費税率で計算すると11,970円(税別は11,400円)でした。この価格は『ファイナルファンタジー』シリーズでいちばん高額な価格で、当時は「さすがにFFでもこれは高すぎだろう」という声が上がっていたものです。ちなみに、『ドラゴンクエストVI 幻の大地』も今の消費税率で計算すると11,970円(税別は11,400円)なので、どちらの大作も6作目が高額という偶然の一致が発生しているのがおもしろいですね。他のスーパーファミコンソフトも8000円台が主流で、小学生には高い買い物となっていました。

今よりもスーパーファミコン時代のほうがゲームソフト価格が高額だったことがわかったかと思います。では、ファミコンソフトの価格はどうだったのでしょうか? ファミコンソフトは4,500円のものが多く、やや高くて4,800~4,900円、さらに高くても5,500円というのが普通でした。特に5,500円のゲームソフトは、ゲームを開発した会社だけでなく開発に数社や数人の著作権権利者がいる場合が多かったようです。つまら、それだけ支払いが必要な会社や人がいるゲームソフトが5,500円という価格になったようです。支払いがある分、1,000円ほど高かったというわけですね。

そんなファミコンソフトですが、1986年に発売された『ドラゴンクエスト1』が5,500円(消費税がなかった時代)だったことを考えると、2009年に発売された『ドラゴンクエストIX ~星空の守り人~』5,980円なので、たった480円しか値上がりしていないことになります。確実に『ドラゴンクエストIX ~星空の守り人~』のほうが開発コストがかかっているゲームのはずですが、1986年に発売された1作目とたった480円しか価格が違わないというのはすごいことです。

そう考えると、ゲームソフトの価格は時代の流れに沿ってバリバリ高騰しているとは言えず、むしろ値上がりに関してはかなり緩やかな右肩上がりということがわかります。ちなみに『ファイナルファンタジーIII』はファミコンソフトながら8,400円という高額で発売されましたが上には上がいるもので、光栄(現・コーエー)の『信長の野望・全国版』が9,800円という小学生からすると信じられない価格で発売されていました。

開発コストがかかっているのに価格がグングン上がらなかった理由は、プレイステーションやサターンの時代にゲームソフトがカートリッジから光ディスクに移行したことが大きいといえます。当時のカートリッジは大容量のゲームソフトに不向きで、さらに製造コストが高額でした。しかし、光ディスクから極端に製造コストを低くできるという利点があり、さらに大容量のゲームソフトに向いていました。カートリッジから光ディスクへの移行がゲームソフトの値上げの流れを軽いものにしたのは言うまでもありません。もちろん、当時に比べてカートリッジの製造コストが比較的安価になっているのも価格の高騰を抑える理由になっています。

イラスト: 見ル野栄司

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