「天才」と称された『書き時計』開発者の最新作が美しい! 24時間で3766発の金属球を落とす『シチズン アテッサ』の“キズ耐久試験装置”
時刻を筆記するからくり時計『書き時計』を大学の卒業制作で発表し、SNSを通じて一躍時の人となった鈴木完吾氏が最新作を公開しました。シチズン時計が行う耐久試験のために開発されたもので、同社の公式サイトでテストの様子が配信されています。
美しすぎる耐久試験 for ATTESA アーカイブ動画(YouTube)
https://youtu.be/tbbNyXlGyak
機械仕掛けの耐久試験装置
『CITIZEN ATTESA(シチズン アテッサ)』の新製品『フローズングレー限定モデル』のキズ耐久試験用に開発された鈴木氏の『機械仕掛けの耐久試験装置』。大小さまざまな歯車が重なり合う機械式時計のような美しい見た目で、小さな金属球が筺体内を転がって次々と降り注ぐからくりが施されています。
何がどう絡み合って動いてるのかまったく分からない! もはやアートの領域ですね。
耐久試験ではこの装置を使い、時計のケース・バンドに施されたシチズン独自の表面硬化技術『デュラテクトMRK』の実力を測ろうというワケです。“時の記念日”である6月10日の18時から24時間にわたり、時計に向かって金属球が絶えず落とされ続けたそうなのですが、果たしてケース・バンドの状態は……!?
24時間の耐久試験を終えて……
11日18時の試験終了時点で、『アテッサ フローズングレー限定モデル』に当たった金属球の数は合計3766発。時計は正確に時を刻み続けていただけでなく、表面に目立ったキズも残らなかったとのこと。そもそも金属球をぶつけられ続けるシチュエーションなど考えにくいのですが、その耐久性はしっかりと証明されました。
シチズン時計の担当者は、同社が以前にも上空30mのヘリコプターから腕時計を投下する耐震・耐久試験など、ユニークなテストを行ってきたことを紹介。今回も驚きと面白さを兼ね備えた試験を実施したいと考え、鈴木氏に装置の開発を依頼したと明かしています。
実制作まで約3か月をかけ、250以上のパーツを組み合わせて『機械仕掛けの耐久試験装置』を開発した鈴木氏は、機能面と見た目の魅力の両立に試行錯誤したことを説明。『アテッサ フローズングレー限定モデル』については、「見た目より軽量でありながら重厚感がある不思議な時計」とクリエイター目線の印象を語りました。
なお、今回の試験で使用された『機械仕掛けの耐久試験装置』は、期間限定でGINZA SIXの1階にある『CITIZEN FLAGSHIP STORE TOKYO』に展示されます。
シチズン時計“美しすぎる耐久耐久試験 for ATESSA”スペシャルサイト:
http://citizen.jp/attesa/special/frozen-gray/special.html
俺の卒業制作
書き時計 pic.twitter.com/NSBi45Lj77— K.$uzuki (@BellTreeNursing) 2016年2月7日
https://twitter.com/BellTreeNursing/status/696232697824280577
▲鈴木氏が広く有名になるきっかけとなった『書き時計』
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