外食産業の調理が変わる!?キッチン専門の業務用ロボット「Flippy」がアメリカから登場
ロボットの名前は、「Flippy」。米国のロボティクス企業Miso Roboticsと、外食事業のCaliグループが共同で開発したプロダクトだ。Caliグループが所有するハンバーガーチェーンCaliburgerでの使用を目的に製作した本品。すでにいくつかの店舗に、導入されているとのこと。
・自主的に調理するAI搭載型ロボットアーム
キッチン専門のロボットアームは、これまでにも開発されてきたが、実際に現場で稼働させるのは、おそらく「Flippy」が初めてだと思われる。彼の仕事は、ハンバーガーを上手に焼くこと。最適な温度を保ちつつ、焼き加減を自動で調節するよう、予めプログラミングされている。
面倒な設定も、ほぼ不要。内部に組み込まれたカメラとセンサーを使って、室内にある食材を見つけ出し、自ら調理を開始。使えば使うほど、人工知能によって経験値が上がっていく。
・人間とコラボして作業効率をアップ
最大の特徴は、人間とコラボレーションができるところ。パティを焼き終わった段階で、終了の合図を調理人に発信。知らせを受けた調理人はトッピングしたり、パティをバンズにはさんでいく。この時点で、人間の負担はかなり軽減されていることがわかる。完璧なキッチンアシスタントとして、日々の作業に貢献するのはもちろん、ビジネスコストの節約と、生産性のアップというおまけまでついてくるのだ。
Caliburgerは今後、50店舗に「Flippy」を導入する予定。季節限定メニューに対応するアドバンスドコンピューターイメージングをはじめ、さまざまな新機能の開発も、視野に入れているという。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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