Samsung、Galaxy S8の一部に仕様のUFS 2.1ではなくUFS 2.0を使用していたことが判明

Samsung は Galaxy S8 / S8+ を発表した際、プレスリリースや公式サイトで公開したスペックシートに内蔵ストレージの I/F 規格を UFS 2.1 としていましたが、ユーザーによる調査の結果、Snapdragon 835 プロセッサを搭載した一部の Galaxy S8 で前の規格となる UFS 2.0 を使用していることが判明しました。Samsung は既にスペックシートの内容をひっそりと「4GB RAM (LPDDR4), 64GB *May differ by markets and mobile operators」と修正しており、内蔵ストレージの対応規格を伏せています。以前は UFS 2.1 と明記していました。XDA メンバーの調査結果によると、Galaxy S8 と Galaxy S8+ の Exynos モデル、Snapdragon 835 モデルでも Galaxy S8+ は当初の発表通り UFS 2.1 ストレージを搭載しています。問題は Galaxy S8 Snapdragon モデルの一部です。Galaxy S8 の Snapdragon モデルはまだ米国でしか販売されていないので、一部の米国モデルだけに UFS 2.0 ストレージが使用されていることになります。ちなみに、Galaxy S8+ の Snapdragon モデルには東芝製のフラッシュストレージが搭載されているのですが、中にはUFS 2.1 規格のものも含まれており、同一機種で UFS 2.1 と UFS 2.0 の端末が混在していることになります。UFS 2.1 は UFS 2.0 のマイナーアップデート版なので仕様に大きな違いはありませんが、ストレージのベンチマークアプリ AndroBench のスコアにはかなり大きな差があります。ストレージ性能の中で OS の動作に直結する小さなファイルのランダム性能を比較すると、ランダムリードUFS 2.1:124.87MB/sUFS 2.0:92.46MB/sランダムライトUFS 2.1:14.95MB/sUFS 2.0:15.58MB/sランダムライトの性能は互角なのでホッとしていますが、ランダムリードの性能とここには記載していないシーケンシャルリード / ライトのスコアは圧倒的に UFS 2.1 が上回っていました。Samsung は一時的ながらも、全ての端末で UFS 2.1 を使用していると誤解させる内容を記載していました。また、実際に UFS 2.0 を搭載した端末の存在も確認されており、さらにはベンチマークスコア上の性能にも大きな差があります。この点をどう釈明するのか注目されるところです。Source : XDA

■関連記事
SpotifyのAndroidアプリに専用コードで簡単に楽曲をシェアできる「Spotifyコード」機能が追加
Google、Android Payに顔認識技術を活用した決済機能「Visual ID」を導入へ
Facebookメッセンジャーの軽量版「Messenger Lite」が国内でも利用可能に

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. Samsung、Galaxy S8の一部に仕様のUFS 2.1ではなくUFS 2.0を使用していたことが判明

juggly.cn

国内・海外のAndroid(アンドロイド)スマートフォン・タブレットに関するニュースや情報、AndroidアプリのレビューやWEBサービスの活用、Android端末の紹介などをお届けする個人運営ブログ

ウェブサイト: http://juggly.cn/

TwitterID: juggly

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。