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【1曲11分18秒のアイドルソング】xoxo(Kiss&Hug) EXTREMEのプログレ具合がちょっとおかしい【メンバーは父譲りのオタク肌】

歌詞の中に「ヘンリー8世」「墓碑銘」「アルマジロ」

「アイドル楽曲とは思えない超絶ロックチューン!」「アイドル現場とは思えないモッシュやダイブの嵐!」とか書くとアイドルライブに通じてる人たちに「何をいまさら」と言われまくるほど、今のアイドルにおける音楽性の多彩さはハンパありません。ジャンルでいえばパンクにファンクにニューウェーブ、シューゲイザーにヒップホップに演歌にサイケトランスなどなど、あらためてアイドルというジャンルの雑食性に感心させられます。

ただアイドルとの食合せとして「それアリ?」という音楽ジャンルはまだまだあるもので。そのひとつが「プログレ」。ELPにキングクリムゾン、イエスなど代表的なグループ名は知られてはいますが、ひとことで「こういう曲」とは言いづらいのもあって難解なイメージがあるジャンルではないでしょうか。しかし、ちゃんと「プログレアイドル」もいるからアイドル界は広い。それも代表曲の長さが11分18秒!そんなプログレアイドルの名前はxoxo(Kiss&Hug) EXTREME(通称キスエク)。

左より新條ひかり(5/3に卒業)、小日向まお(研修生)、楠芽瑠、一色(ひいろ)萌。

見た目はいたって普通のアイドルですが、その11分越えの代表曲『悪魔の子守唄』を聞けば、その怒涛の曲展開と緩急に驚かされます。そして歌詞の中に「ヘンリー8世」「墓碑銘」「アルマジロ」とプログレ好きならひっかかるキーワードがありつつ、「ところでこの曲いつまで続くの?」とセルフツッコミも入ったりと、楽曲だけでなくストーリーも縦横無尽の11分トリップ!薄暗いステージで見せるパフォーマンスはその楽曲の重厚さもあって、アンダーグラウンドなテント小屋演劇ぽさというか独特の空気を醸し出します。

ライブ動画『悪魔の子守唄』 https://youtu.be/9ZEPi6svnMg

現在メンバーは楠芽瑠、一色(ひいろ)萌、小日向まお(研修生)の3人(写真は4人ですが、取材後新條ひかりが卒業)。もともとxoxo(Kiss&Hug) 名義で活動するも一度活動休止、メンバーを総入れ替えして再始動したのが現在のxoxo(Kiss&Hug) EXTREME。これまでグループ名変更や卒業などたびたびありましたが、メンバーの移り変わりが多いのもプログレあるあるですから!

意外とプログレファンってややこしくない

ちなみにアイドルの曲で10分超えは決して珍しくなく、過去にゆるめるモ!の「Sweet Escape」(10分9秒)や夢幻レジーナ「地獄より」(11分14秒)、吉川友「花」(17分25秒)などがあります。ただ、どのアイドルも持ち曲ではあるものの長いのもあってワンマンやごくたまにしかライブで演らないのに対し、キスエクは毎回『悪魔の子守歌』を演る。だからライブ時間は最低15分は必要、しかもそれでやるのは一曲が限界。効率がいいのか悪いのかわからない!

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