無責任な企業に贈られる「パブリックアイ賞」に東電、サムスンなどがノミネート

access_time create folder生活・趣味
パブリックアイ・アワード

 「環境と人権を軽んじた」無責任な企業に与えられる「パブリックアイ・アワード2012」に東京電力やサムスンなど全6社がノミネートされた。受賞者は2012年1月27日に発表される。

 パブリックアイアワードは、世界各地のNGO団体が環境と人権を軽んじた企業を選ぶ賞で、2000年からスイス・ダボスで開催される世界経済フォーラムの年次総会に合わせ発表されている。これまでフランスの原発関連企業アレヴァや、子会社の劣悪な労働環境が問題となったブリヂストンなどが”受賞”している。

 東京電力は今回、「コスト削減のために原子力発電所の安全管理を怠った」として、サムスンは「法律で禁じられた有毒物質を使い、工場労働者の癌を引き起こした」としてノミネート。同賞の公式サイトで行われているオンライン投票では10日現在、ノミネート6社のなかでこの2社が1位、2位となっている。

◇関連サイト
・Public Eye Awards 2012 – 公式サイト
http://www.publiceye.ch/en/vote/

(土井大輔)

【関連記事】
「家畜」ではなく「いのち」に向き合う――福島原発20キロ圏内の見捨てられた動物たちを救え
利権の巣窟・原子力帝国は「復活しつつある」 佐藤栄佐久元福島県知事
放射線量で見るフクシマ 汚染状況の「可視化」に成功
「絶望の街に光を灯したい」浪江町の牧場で今なお牛を育てる吉沢氏が会見
野口健「被災者と同じ気持ちになれないからこそ、被災地に近付く努力を」

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 無責任な企業に贈られる「パブリックアイ賞」に東電、サムスンなどがノミネート
access_time create folder生活・趣味
local_offer
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。