皇居に看板が立った!! 観光庁公認世界初のランニングコース認定iPhoneアプリ『ランナーズインフォ』

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ランナーズインフォ

悪いニュースばっかりな今年、たまにはいいニュースはないかと思ったら、地味ながら観光庁の変わった取り組みを発見した。
『ランナーズインフォ』は、観光庁が出したiPhone用アプリケーション。
官庁がアプリを出すのも珍しいのが、このアプリ、それぞれの投稿を元に道を認定していくという。

ランナーズインフォ画面

ランニングコース、ウォーキングコース、サイクリングコースの3種類の道を、『グーグルマップ』等で地図を示してメールで写真を添えて投稿すると、専門家が調査してよいものは認定されるのだ。
専門家は、ランナーの高橋尚子さん、有森裕子さん、そして、建築家の青木淳さん、
造園家の佐野藤右衛門さんなど、多種多様。
所長に就任した高橋尚子さんは「果樹園を抜ける道、カエルが鳴くあぜ道、ビル風を感じる道、空が広い道、ヒグラシが鳴く道。テーマはなんでもかまいません。そこにしかない特徴を名前にして推薦理由を書いて研究所までお寄せください。日本中に新しい観光名所を作り出したいと考えています」と語る。

ランナーズインフォ高橋尚子さん

そして最もユニークなのは、そうやってアプリやネットから投稿され認定された道に、
看板が設置される(可能な場所のみ)というのだ。
その第一号コースが、なんと皇居。
桜田門を抜けた広場にある日本陸上競技連盟の時計台に、看板が設置されていた。
看板には、「ランニングマナーを守りましょう。」と添えてある。
たしかにランナーが平日にも関わらずひっきりなしに走ってくる。
「その場所、その場所にあったインフォメーションを、ネットやアプリからの投稿を元に増やして行きたい」
と観光庁スポーツ観光推進室の進藤昭洋さんは語る。
彼自身もマラソンランナーなのだという。

ランナーズインフォ

ネットからリアルな場所へ。そしてその情報によって日本全国に観光地が増えていくというこの試み。
投稿はメールベースのため誰でも参加できる。
ウェブサイト、アプリともに日英でできており、4分の1は外国の方からのアクセスだという。
皇居を久しぶりに眺めていたら外国人ランナーに何度か追い抜かれた。
外国の方が日本の道を楽しんでいるのかもしれない。

観光庁iPhoneアプリ『ランナーズインフォ』
http://itunes.apple.com/jp/app/id464593993?mt=8

観光庁 ランナーズインフォメーション研究所
www.runnersinfo.org

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