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『ジャングル・ブック』ジョン・ファヴロー監督の仕事論 チャレンジし続ける理由とその原動力とは

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映画『アイアンマン』シリーズや映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』の製作・監督・出演で知られるジョン・ファヴロー監督

8月11日(木・祝)より日本公開を迎えた最新作『ジャングル・ブック』では、主人公の人間モーグリ以外は動物や背景など全てをリアルなCGで表現するなど、常に革新的な撮影手法に挑戦している。このたび来日したファヴロー監督に話を聞く中で、その映画人としての仕事論を垣間見ることができた。

THE JUNGLE BOOK

――『ジャングル・ブック』の話の前にコレだけ伝えさせてください。監督の『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』が人生ベスト級に大好きです!

ファヴロー監督:ありがとう! 小規模な作品である『シェフ』が日本で人気だったと知って驚いたよ(笑)。

――もちろん『アイアンマン』や他の作品も好きなのですが、今作も含めて監督の作品はジャンルが多岐にわたりますよね。作品選びのポイントや基準はどんなところにあるのでしょうか?

ファヴロー監督:『ジャングル・ブック』のように外から持ち込まれた企画に携わる際は、ワクワクして夢中になれる作品、頭から離れなくなるくらい没頭できる作品でなくてはならない。自分のアイデアから企画を立ち上げた『シェフ』の場合でもそうだけど、大切なのは情熱を持ち続けられるかどうかだ。私は俳優の仕事もやっているけど、その場合は少し違う。何か学びを得るために一度チャレンジしてみよう、という考えでも良い。その点は観客も同じだ。わずかでも興味があれば、劇場に足を運んで作品を楽しんで欲しいと思う。でも監督の場合は、とにかく全身全霊を注ぐことができる作品でないとダメなんだ。

――『シェフ』のようなインディペンデント系の作品と比べると、今作のような超大作の場合、やはり監督の自由度は制限されたのでは?

ファヴロー監督:まず初めに、作品の大小と監督の自由度は必ずしも関連性があるわけではないんだ。例えば、テレビコマーシャルやテレビドラマのパイロット版なんかは、監督にほとんど自由が与えられない。『シェフ』の場合、自分の企画という意味では自由度が高かったけど、製作期間が短かったという点では苦労した。

『ジャングル・ブック』はディズニー作品であり、長編アニメーションが発表されてから50年の歴史を持つ作品だから、確かに守るべきポイントは多々あった。その一方で、ディズニーからは「新しい息吹を吹き込んで欲しい」という思いを託されていたから、脚本やキャスティングも含めて、クリエイティブの面では大部分の権限を与えられていたと思う。巨大なパズルを組み合わせるような作業が必要で、非常に自由とやりがいを感じたよ。映像テクノロジーの面は、完全に自分の理解を超えていたけどね(笑)。

THE JUNGLE BOOK

――その映像技術のことも聞かせてください。動物もジャングルもすべてがCGだなんて、言われないと気付かない人も多いと思います。その中で、主人公のモーグリだけは実写にこだわった理由は何でしょうか?

ファヴロー監督:実を言うと、もともと私はCGをそれほど信用していなかったんだ(笑)。CG技術の持っている能力以上の演技を求めることができないらね。でも、『アイアンマン』の時に光沢あるメタルの表現はキレイに描けることを学んだし、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』やリブート版の『猿の惑星』シリーズを観て動物の毛並みや細かい表情についてもしっかりと表現できることが分かった。ただし、やはり人間の表情となると、いわゆる「不気味の谷現象」と呼ばれる表現の限界を感じてしまう。これには、まだ時間がかかるだろうね。今回は本物の少年を起用したからこそ、その周りの背景や動物たちについてもリアルさを保つことができたと思うよ。

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よしだたつき

記者:

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

TwitterID: stamina_taro

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