ソフトバンク931SH発売直後の徹底レビュー【開封動画】

2008年11月28日(金曜日)に、満を持して発売されたソフトバンクのAQUOSケータイ『931SH』(シャープ)。『iPhone』をイメージせずにはいられない、タッチパネル式のハイスペックケータイだ。

当編集部は、発売日に931SHを入手。実際に触れて徹底レビューをすることにした。評価は5段階評価で、★マークの数で評価し、★が多いほど素晴らしい評価としている。まだ購入していない人はレビューを参考にしていただければ幸いである。ちなみに、当編集部が入手した931SHはブラックだ。


キレイな『YouTube』で観てみたい
もっとキレイな『eyeVio』で観てみたい
やっぱり『ニコニコ動画』で観てみたい

パネル操作性:★★
『iPod touch』や『iPhone』に慣れている人にとって、非常に使いにくい。また、はじめてタッチパネルを使用するという人は、さらに使いにくいといえるだろう。慣れが必要という部分に関しては、この機種が悪いというわけではないが、文字の打ちにくさに関していえば、もう少し反応の精度向上や、使いやすさを徹底して研究するべきだったのではないかと思われる。たとえば、「ぇ」という文字を打ちたいときに、「あ」行のボタンを8回押さなくてはならないが、タッチパネルの反応が悪いのか、もしくは反応が良すぎて少しズレただけで連続押しがキャンセルされてしまうのか、連続して8回を押して「ぇ」に到達することがかなり難しい。

ボタン操作性:★★★★
あなたが「タッチパネルですべてを使いこなしたい」という考えでなければ、メールの文字を打つときにはタッチパネルではなくボタンを使用することを強くオススメする。いちばんいいのはタッチパネルとボタンを使い分けることだが、慣れないうちは使い分けが難しく、混乱することがある。

総合操作性:★★
アプリケーションやガジェット、テレビなどはタッチパネルで操作し、カメラや文字を打つときはボタンを使用するといいかもしれない。すべてをタッチパネルで行うことは、あまり考えないほうがいいかもしれない。

画質:★★★
AQUOSケータイのなかでも、ズバ抜けて美麗な描画を表現できる機種だ。930SHのほうがやや上かもしれないが、タッチパネルでこのクオリティであるならば文句はない。ドットピッチも細かいためか目に優しく、長時間見つめていても疲れにくい。贅沢を言うならば、表示できる発色数がもう少しほしかった。

カメラ:★★★★
他のケータイに送信するときの640×480サイズの画質はあまり良いとはいえないが、それ以上の解像度で撮影した場合は、そこそこ美しい写真を撮影することができる。

レスポンス:★★★★★
タッチパネルも反応は早いが、ボタンのレスポンスは非常にいい。3年以上前に発売された 904SH と比べるのは酷かもしれないが、904SH はハイスペックにもかかわらずフリーズすることがあった。931SH は 904SH 以来の革命的なハイスペックケータイだと考える。そう考えると、ストレスなくインターネットやアプリケーションを展開することができるようになったシャープの技術力に敬意を表したい。

重量感:★★★★★
『iPhone』の重さに比べれば、非常に軽い(比べるのがおかしいかもしれないが)。「オモチャなんじゃないか?」と思えるほどの軽さは、持っていて邪魔にも苦痛にもならない。耐久性は調べていないが、あまりに軽いので壊れやすいのではないかと心配になる。ちなみに、ソフトバンクモバイルのスタッフにかなり強く、「あんしん保障パック」に入るようすすめられた。単なる営業トークとは思えず、931SH だから強くオススメしているという印象を得た。

充電スピード:★★★★
非常に早い。説明書を持っていないのでなんともいえいが、パッテリー残量15%ほどの時点で充電を開始し、1時間しない間に90%近くまで充電をすることができた。室温や湿度にもよるだろうが、従来のケータイより早く自由伝できていると感じるのは錯覚だろうか。

総合評価:★★★★
『931SH』を使いこなすにあたり、いちばん重要なポイントはタッチパネルとボタンの使い分けである。どこまでをタッチパネルで済まし、どこまでをボタンで済ますか。このケータイはタッチパネルでもすべての操作ができるし、ボタンでもすべての操作ができる。それゆえ、両方を使用しているとどっちのインターフェースを使用すればいいか迷ってしまうが、2か月くらい使用していれば、それも慣れてくるだろう。

  1. HOME
  2. ガジェ通
  3. ソフトバンク931SH発売直後の徹底レビュー【開封動画】
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。