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同人『クロノトリガー』の作成にスクエニが15万ドルの裁判! 同人「ファックユー!」掲載

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人気テレビゲーム『クロノトリガー』の続編ソフトを権利を持つスクウェア・エニックス(以下、スクエニ)に無断で開発していた同人グループがある。同人とは、同じ趣味や志を持った人たちが集まったグループのことで、『クロノトリガー』の続編を開発していた同人グループは海外の『クロノトリガー』ファンが集まったグループだ。

そんな同人グループに対し、スクエニから警告文が届いた。その内容は、「即刻『クロノトリガー』の開発を中止すること、今まで開発してきたデータをすべて破棄すること、それに従わない場合は15万ドルの損害賠償を求める裁判をする」というもの。この警告文に対し、同人グループは開発ちを中止し、すべてのデータを破棄したことをファンたちに向けて報告した。

しかし、同人グループはその警告文に対して納得してはおらず、「正直、スクエニの要求内容に納得することはできない。しかしながら私たちは、訴訟費用の負担を避けるためスクエニの要求に応じることにした」とコメントしている。確かに、この裁判が開始されると同人グループの勝ち目はあまりないと推測され、15万ドルまたは裁判所が判決として出した罰金を支払うことになる可能性が高い。そう考えるとこの同人グループのとった判断は妥当ではないかと考えられる。が、従ったとはいえ釈然としない気持ちがあるのか、報告のサイトでは “ファックユー” のポーズをとったキャラクターのイラストが掲載されている。

今回の件に関して、スクエニは別の方法をとることができたのではないかとの声もある

人気ゲーム情報サイト『Game Spark』では過去に同様のケースがあったとコメントしており、「その昔ファンがHalf-Lifeを改造してCounter-Strikeを制作した時、Valveが何をしたか知っていますか? 彼らはファンの努力を横暴に停止するのではなく、ゲームのライセンスを取得するとそれによって商業的に成功を収めました」と述べている。

このことに関して元ファミ通編集者のX嬢にお話をうかがったところ「この問題は非常にシンプルでありながら、従来の日本企業の考え方で進めると訴訟をするしか方法がないといえます。ファンが自分の好きな作品に創作作品を作ることは普通にありえることですが、それは著作権侵害に当たります。そうなると警告と訴訟しか道はない。しかし、これからは有能なクリエイターやセンスを持つ者たちを生かすため、裁判以外の前進的な道を選ぶことがこれからは必要になるかもしれません。時代は、作品を与えるだけではなくなっているのです。スクエニさんの場合とは言いませんが、創作を業務としている企業は創作という行為にもっと慎重であるべきだと思います」とのこと。

英文ではあるが、詳しい同人グループの見解は同人グループの報告ページで読むことができる。著作権の争いは侵害する側と権利を持つ側というシンプルな構図ではあるが、同人グループが『クロノトリガー』の続編を作ったというのも “その作品が好きだから” というシンプルな気持ちからである。著作権は守られるべきだが、今回の件だけでなく、ファンたちの気持ちをフォローする対処方法が、今後のエンターテインメント業界に必要となってくるのではないだろうか(このニュースの詳細記事はこちら)。
 

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