看護師さん常駐は事実! 小ネタ満載『笑点 放送50周年特別記念展』レポート

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1966年にスタートした、日本のテレビ史における“最長寿の演芸番組”『笑点』が、2016年5月で50周年を迎えることを記念し、『笑点 放送50周年特別記念展』がスタートしました。

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放送50周年ってすごくないですか!? 50年ですよ? 半世紀ですよ!? そしてその放送第1回めから出演している桂歌丸師匠、すごすぎます。しかも歌丸師匠は『笑点』の前身番組『金曜夜席』からのレギュラー。『笑点』の歴史は歌丸師匠の歴史でもあるようなもの。

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この記念展は4月27日からの日本橋高島屋を皮切りに、京都、横浜、大阪の高島屋を巡回。『笑点』の歴史や小ネタを身近に感じることができるのに、なんと無料! お近くに遊びに行った際は、足を運んでみてください。

サラッと気軽にまわれる展覧会ですが、歴代の小道具や小ネタなど、『笑点』を見てきた人には興味を引かれるものばかり! 

あのウワサは本当! 『笑点』豆知識が満載

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会場に入るとすぐに、巨大な歌丸師匠のオブジェがお出迎え。大きくデフォルメされているように見えるのに、本人にそっくり。この満面の笑みの歌丸師匠は撮影OK。ぜひ一緒に記念写真を撮りましょう!

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そしてテレビで観ているまんまの笑点メンバーのパネルが並ぶセットが目の前に登場。メンバーが手に持つフリップには、「放送50周年をむかえて」の一言が直筆で添えられています。やっぱり笑顔で並ぶ笑点メンバーを観ているだけで、なんだか元気を貰えますよね。

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左右の壁沿いには『笑点』の歴史がズラリ。

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50年もあるので本当にいろいろな出来事があるのですが、様々な師匠が真打ちに昇進したり、「ちびっ子大喜利」から男性アイドルグループ“ずうとるび”が生まれるなど、1つのテレビ番組の枠に収まらない歴史が詰まっています。

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現在の木久扇師匠の名物でもある「いや~ん、ばか~ん♪」の歌。昭和53年(1978年)に実際にレコードとして発売しているなんて知りませんでした。

また、1979年放送の日テレの正月特番『番組対抗かくし芸大会』で笑点チームがバレエ組曲「白鳥の湖」を披露したんなんて情報も。優勝賞品は全員揃ってのハワイ旅行と聞いて、メンバーは目の色を変えて連日連夜の練習に励み、優勝を獲得したんだとか。バレエのチュチュをまとった珍しい笑点メンバーの写真を見ることができます(笑)。プリマドンナは歌丸師匠。

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平成4年(1992年)には、番組史上初、大喜利メンバー全員が座布団十枚を獲得していたことも驚き!

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そして各所に散りばめられているのが“笑点 小ネタ集”。「座布団って何枚あるの?」や「五代目圓楽師匠は怖かったらしいですが……」など、『笑点』にまつわる疑問に答えてくれています。

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特に驚いたのが「笑点メンバーの楽屋は個室なの?」というネタ。演芸界の大御所のみなさんですから、当然個室だと思いきや、「笑点メンバーは全員一緒の大部屋」! 師匠方もアシスタントもマネージャーもみんな一緒。しかし、師匠方の座る場所はいつの間にか固定となっていて、他のメンバーやスタッフが座るのも荷物を置くのもご法度なんだそう。楽屋の様子を図を交えてわかりやすく紹介しています。

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小ネタの中にはあのウワサの真相も……。「看護師さん常駐ってネタ?」。コレ、本当だそうです。メンバーの体調を気にかけてというのも本当ですが、毎回後楽園ホールに1000人のお客さんを集めて公開収録をしているので、お客さんが体調を崩した場合も考えて、収録には看護師さんに常駐してもらっているのだそうです。

憧れの座布団に座れる!

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関連アイテムの展示もあり、笑点メンバーが表紙を飾った昭和48年の少年マガジンが! この時、歌丸師匠は30代半ば。笑点メンバーもみんな若くて若者向け番組の要素もあった?

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『年忘れ大喜利大会』の賞品の“歌丸サンタ”と“歌丸ミストファン”の実物も見ることができます。

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他にも“歴代演芸出演者一覧”やカレンダー“笑点暦”のデザイン一覧、大喜利で使用した被り物の小道具、楽屋のオフショット写真まで見所満載となっているのですが、やっぱり気になるのは座布団ですよね。

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ここでは、あの憧れの紫色の笑点座布団に座ることが出来るんです!

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『笑点』の座布団は、10枚重ねたときに座りやすいように、実は横に長い長方形。そして木綿のすごく重い座布団。座布団運びの山田くんもけっこう大変なのかもしれません。

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触ってみると、なるほど、ずっしり詰まった感触。

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また、歌丸師匠が解答者時代に着ていたうぐいす色の色紋付も実物を展示。季節によって「あわせ」「一重つむぎ」など使い分け、8月には「浴衣」も使っているそうです。

さらに、家紋は貸衣装のように「貼紋」! これは『笑点』が“若手落語家の番組”だったころのなごりで、「今すぐにでも別の演者に差し替えられるんだぞ」というスタッフから演者へのプレッシャーだったと言います。現在の出演者の家紋は違うかも? 番組を見てわかるでしょうか。

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座布団の展示エリアの隣では、“笑点 蔵出し映像”を上映。歴代オープニング集や「三波伸介篇」「三遊亭圓楽篇」「桂歌丸篇」の蔵出しアーカイブを楽しめます。懐かしい、または知らなかった『笑点』の映像が映し出されるかも。

福が来そう! オリジナルグッズ

今回の記念展限定のオリジナルグッズも盛りだくさん。これがけっこうかわいいんです。

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福も舞い込んできそうな『笑点』のぽち袋や、Tシャツやリバーシブルで使えるトートバッグなどのアパレルアイテム。

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ちりめん布のマグネットもすごくかわいい。

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九谷焼や切子ガラスなど、工芸品とのコラボアイテムもあります。

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笑点メンバーの顔型の人形焼や“笑点 八福神”の羊かんも縁起が良い感じ。

楽屋裏のオフショットが入ったパンフレットも売っているので、入場料代わりに買ってみてはいかがでしょうか。

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隅々まで見てまわれば、いつも何気なく見ていた『笑点』にもっと愛着が湧く『笑点 放送50周年特別記念展』。次の記念展はまた50年後かもしれないので、お見逃しなく。

<笑点 放送50周年特別記念展 開催概要>
日程:2016年4月27日(水)~5月9日(月) 計13日間
時間:10:30~20:00 ※最終日は18:00まで
会場:日本橋高島屋 8階ホール  東京都中央区日本橋2丁目4番1号
入場料:無料

◆スペシャルイベント ゲストに林家たい平師匠出演!
日時:2016年4月29日(金・祝)※16:00受付開始
会場:日本橋髙島屋 8階ホール

【巡回予定】
京都高島屋 2016年7月20日(水)~8月1日(尾)
横浜高島屋 2016年8月3日(水)~8月15日(月)
大阪高島屋 2016年8月24日(水)~9月5日(月)

主催:日本テレビ放送網株式会社
特別協力:ユニオン映画株式会社
企画製作:株式会社日本テレビサービス

公式HP:
http://www.ntv.co.jp/sho-ten-kikakuten/?acc=tyEYtIsb

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