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名作ゲーム『ミサイルコマンド』はなぜ愛されるのか?ウェブゲームにも続くその伝統

2009.05.15 19:00:49 記者 : shnsk カテゴリー : ゲーム タグ :


1980年にATARIが発売した名作アーケードゲーム『ミサイルコマンド(Missile Command)』。敵ミサイルから都市を防衛するために、迎撃ミサイルで攻撃するという、冷戦時代を反映した内容のシューティングゲームでした(マンガ『ゲームセンターあらし』では、ホントに核戦争で使われていた)。トラックボールで照準を操作し、ボタンでミサイルを発射するという斬新な操作パネルを持ったきょう体は、ゲームセンターに足を運ぶ当時の少年たちに未来への夢を与えてくれました。

そして21世紀。筆者を含め、もはやオッサンになったあの日の少年たちは、今でも『ミサイルコマンド』に夢中になっています。昨年、ATARIから『iPhone/iPod Touch』用アプリケーションとしてリメイクされた本家『Missile Command』がリリースされ、ウェブゲームでも『ミサイルコマンド』にリスペクトを捧げた作品『SHEILD COMMAND』『MISSILE WARNING』がリリースされています。なぜこのゲームはここまで愛されているのでしょうか(写真をすべて見る)。

『iPhone/iPod Touch』用アプリ『Missile Command』は、グラフィックから操作系まで一新して、新しいゲームに生まれ変わっています。豪華なグラフィックも必見ですが、特筆すべきはその操作系。『iPhone/iPod Touch』のマルチタッチに対応しているので、画面をタップした個所に照準が合ってミサイルが発射されます。一度に複数個所にミサイルを撃って弾幕を張れるのは、オリジナルのファンにとってもうれしい機能ですね。もちろん、オリジナルのバージョンも収録しているので、昔を懐かしんで遊ぶこともできます。『iTunes Store』で600円で販売中です。

『SHEILD COMMAND』は、ミサイルではなくシールドを張って都市を守るアレンジのFlashゲーム。マウスで照準を操作し、クリックでシールドを張ります。パワーゲージがゼロになると張れなくなるので、ゲージの回復度合いを見ながら戦略的にシールドを設置するのが攻略のカギ。シールドは徐々に減衰し、中心にあるコアに被弾すると爆発します。誘爆して、せっかく張ったシールドが全部壊れてしまうこともあるので要注意です。マウス操作でコツコツとシールドを張っていく操作が小気味よく、一見地味ですが後を引く面白さがあります。

『MISSILE WARNING』は、シューティングゲームの性格を強めてアレンジしたShockwaveゲーム。落下してくる弾やミサイル、敵機を迎撃ミサイルで攻撃するのですが、迎撃ミサイルは連射が可能。照準をマウスで操作して、クリックで迎撃ミサイルを発射します。迎撃ミサイルが照準の位置で爆発し、敵弾を巻き込んで誘爆できる点はオリジナルと同じルール。クリック連打で弾幕を張り、どんどん爆発させる爽快感が売りになっています。スピーディーな展開は、オリジナルファンには賛否両論ありそうですが、現代的なアレンジという意味では成功している作品と言えるでしょう。

冷戦時代は終わったものの、半島から核ミサイルが飛んで来るかもしれない今日の日本。現在の何かモヤっとした閉塞感と、逆にイケイケだった80年代への郷愁が『ミサイルコマンド』の人気を支えているとしたら、ちょっと寂しいお話ですね。それよりも、トラックボールという新鮮なインタフェースでゲームを遊んだ楽しさが、上記のゲームではマルチタッチやマウスといった現在のテクノロジーにより、より快適さを増して再現できることが、現在の人気に結びついていると考えてもよいのではないでしょうか。ちなみに、オリジナル版をマウスで遊べるJava版のゲームも公開されています(この記事の配信元はこちら)。

関連リンク
Missile Command(『iTunes Store』で配信中)
SHEILD COMMAND(『モゲラ』にて公開中)
MISSILE WARNING(『モゲラ』にて公開中)
オリジナルのJava版(『Atari Play』で公開中)

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