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静かなる衝撃! 新型『プリウス』驚異の走行性能を静かすぎる試乗会で体感

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“ハイブリッド車”の先駆けとして時代を切り開いた『プリウス』が、この度4代目となるフルモデルチェンジを経て、装いも新たに進化しました。気になる燃費は、「40.8km/リットル (JC08モード) 」という驚異的な数値で、世界最高の低燃費を記録しています。

ちなみに“ハイブリッド車”とは、一般的なガソリンエンジンに、電気で動くモーターを合体 (ハイブリッド) させたもの。超低燃費であることに加え環境性能にも優れていることから、レオナルド・ディカプリオなどのハリウッドスターがレッドカーペットに登場する際に『プリウス』を使用したこともよく知られています。

2代目までの比較的落ち着いた雰囲気に比べ、シャープさの増した3代目は少しやんちゃな雰囲気となっていましたが、4代目の『プリウス』はさらにシャープさが増しています。大型化された“つり目”型のヘッドライトが印象的ですが、今回の『プリウス』が初導入となる、トヨタのクルマづくりの構造改革『TNGA (Toyota New Global Architecture)』により、全高が約20mm短縮されたことも相まって、全体的な雰囲気をさらに引き締めています。

フロントに負けていないくらいシャープに進化したのがテールランプです。「X」の字を左右に分割させたような形となっており、トヨタらしさを残しつつも個性が光ります。

全高が低くなっているとはいえ、内装は意外なほどに広々としています。配色やデザインは、外装よりも前衛的です。座り心地もなかなかのものでしたよ。個人的なツボに刺さったのは、シフトノブがさりげない配置に変更されたところ。「シフトチェンジなんてほとんどしないのに、どうしてあんな場所にあるんだろう」と、ずっと感じていたモヤモヤがようやく解消されました!

見た目の変更に加えて、“遮音性”についても大幅に改善されたように感じました。乗り込んでドアを閉めた時点ですぐに感じるほど静かです。河原や木陰など、ちょっとした自然の景色を楽しめるところに車を停めて車内で静かに読書、といった楽しみ方ができそう。

静かすぎる試乗会! 新旧『プリウス』乗り比べ

今回のフルモデルチェンジにおける最大の変更点は、なんといってもその“乗り心地”。「乗ったときの、人の感性を大切にした」という第4世代『プリウス』は、燃費などの数値的な性能だけでなく、“感性”も重視して開発されたとのこと。

トヨタの新技術『TNGA』がもたらす「走りの楽しさ・乗り心地のよさ・静かさ」を実際に体感するべく、先代モデルとの比較試乗に挑戦してみたのですが、新型車の試乗会という熱い状況ながら、ハイブリッド車独特の非常に静かなイベントになりました。

コーナリング性能、ブレーキング性能、騒音性能など、パッとイメージする“ハイブリッド車”が苦手としそうな状況を試乗することに。正直、あまり期待をしていない性能領域だったので、試乗の内容が発表された際は驚いてしまいました。

まずは、先代の『プリウス』から。これはもう、「やっぱりな」といった印象でした。決して“悪い”というわけではないのですが、スラロームや悪路では顕著に走りづらさが現れてしまいます。

そして第4世代『プリウス』、先代で走ったコースと同じコースに挑戦。……いやぁ、驚きました。期待が少なかっただけに、「こんなに走るのか!」と声に出してしまった程です。

確かに車重こそ感じるのですが、その車重すらも忘れさせてくれるようなシッカリとした走りを見せてくれます。乗っていて一番感じたのは、ボディ剛性が異様に高いこと。車の荷重移動が重要になるスラローム、そして車の姿勢維持が試される高速コーナーで、特に感じることができます。

スラロームではアクセルのON/OFFに合わせてキビキビと向きを変え、(コースレイアウト上)高速コーナーでは、先代よりも少ない舵角で、安定して加速することができます。合計3周のコース走行だったのですが、同乗いただいたプロドライバーの方に「どんどん(アクセルを)踏んでください!」と後押しされ、ジムカーナ競技のような感覚になった筆者なのでした。

地味ながら、確かな違いを感じたのは、悪路における騒音の違いです。ちょっと分かりづらいかもしれないのですが、先代が「ガガガガガ!」という音だったのに対し、新型は「ガッガッガッ」と車体がきれいに音を相殺している印象です。決して“静寂”というわけではありませんが、運転席を通して伝わるストレスは、明らかに軽減されていることを実感できました。

確かに、どんなに燃費が良くても“走り心地”が良くなくては、車本来の良さを実感しにくいのかもしれません。特に筆者の場合、スポーツカーなどに必要とされる“運動性能”も重視しますので、加速中や旋回中など、あらゆる状況でも“車重”を感じる“ハイブリッド車”は、どうしても敬遠しがちではありました。今回の試乗により、それが杞憂だったということが理解できたのですが、今回体験できた乗り心地は、もしかすると、一般的なガソリン車でも感じることができないものだったかもしれません。読者のなかで少しでも気になる方は、まずは一度、試乗して欲しいと思います。そして、車好きな方、またはモータースポーツに造詣のある方は、ぜひとも試乗してみてください。本当に驚きますから。

トヨタ プリウス|トヨタ自動車
http://toyota.jp/prius/

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記者:

車担当。 q@magarin.net

TwitterID: magarin_14

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