そんな理由で殺人を!? 動機がヒドすぎる『名探偵コナン』の犯人TOP10

そんな理由で殺人を!? 動機がヒドすぎるコナンの犯人TOP10


インターネット上で「くだらない理由で人殺す奴が多すぎる」とたびたび話題になっている『名探偵コナン』。

例えば、チャットで「^^;」を付けられてバカにされたから(132~134話:奇術愛好家殺人事件)、寿司ネタをすり替えられて間違えた上にブログを荒らされたから(549~550話:回転寿司ミステリー)などの動機が挙げられる。奇抜なトリックよりも、「さすがにそれはねーよ」と思ってしまうようなショボイ動機がどうも目立ってしまう。

とりわけネットでよく話題になっているのが、「君は光のような人」という意味で「shine」って書いたのに、彼女が「シャイン」じゃなくて「死ね」って読んでしまったことで自殺した(166~168話:鳥取クモ屋敷の怪)というもの。それは送った本人が犯人だったため直接の殺害動機ではないが、もしこのような動機だけで人を殺していたら殺人事件の増加と動機の軽さが社会問題となってしまうのではないだろうか。

そんな『名探偵コナン』の中でも、とりわけヒドすぎる動機だけを集めた『ひどい動機ランキングTOP10』という動画が面白い。これは「えっ? マジでそれが理由!?」と目を疑いたくなる秀逸な(?)動機ばかりがつまっているのだ。

この動画に出てくる、思わず笑ってしまうヒドイ動機TOP10は以下の通りである。

10位 「役立たずと馬鹿にされたから」(360話:不思議な春のかぶと虫)
9位 「ソムリエを大勢の前で馬鹿にされたから」(劇場版2:14番目の標的)
8位 「自分の美学に反する建築物を破壊したかったから」(劇場版1:時計じかけの摩天楼)
7位 「被害者の演じる役そのものが好きだったが、その役を彼が自ら降りたから」(288話:工藤新一NYの事件(解決編))
6位 「自分のアトリエから見える富士山が建造物でさえぎられてしまったから」(劇場版5:天国へのカウントダウン)
5位 「愛する女性と秘密(犯罪)を共有することが愛情表現と思っていたから」(劇場版10:探偵たちの鎮魂歌)
4位 「要するにオタク同士の意見の食い違い」(58話:ホームズフリーク殺人事件)
3位 「本格将棋ゲームの製作で「待った」の選択肢を提案されたから」(308話:残された声無き証言)
2位 「元カレの髪形を別の女の趣味に合わせることが嫌だったから」(508話:弁護士妃英理の証言(後編))
1位 「ハンガーを投げつけられたから」(135話:消えた凶器捜索事件)

これらを見ると、どれも目暮警部の「そんなくだらん理由で人一人の命を奪ったんですか」という台詞がもっともだと思うくらい、つまらない動機ばかりだ。しかし、法務省が公表している平成22年度版の犯罪白書を見てみると、現実世界の殺人事件の動機は「憤まん・激情」が半分以上。つまり、「腹が立ったから」殺してしまうというケースが多いというわけだ。コナンに出てくる動機は少々大げさかもしれないが、些細なことから相手を怒らせ、それが事件に発展することも、もしかしたらあるのかもしれない。

■イラスト
寺田めぐみ http://megumi-terada.com/

■参考
【名探偵コナン】ひどい動機ランキングTOP10【モラルの崩壊】 ‐ ニコニコ動画(原宿)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12089470
殺人罪 (日本) – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E7%BD%AA_%28%E6%97%A5%E6%9C%AC%29

※この原稿はガジェット通信一芸記者「藤岡あかね」さんが執筆しました。
藤岡あかねさんプロフィール:ふとした疑問を追究するのが趣味。なので記事も、ものすごくくだらないことを真剣に検証するような内容が得意です。イラストレーターの寺田めぐみと、色んな事例や漫画を水平に切って面白いものを見出すプロジェクトをやっています。
 
 

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