気安くクロレッツのアカウントに反応したら社内がサバトになった話

twitterでつぶやいてしまった
事の発端は、筆者がたまたま目にしたクロレッツのtwitterでの発言。
【期間延長:企業様募集1/3:おばちゃん式ダンスでスッキリ!】Cloretsスッキリ総研では忙しい日本の会社員をスッキリさせる為の研究を行っており、この度開発したダンスで多くの会社員をスッキリさせたいと思い、ご協力いただける企業様を募集中です。#Cloretsスッキリ総研(続く)
— クロレッツ (@Clorets_jp) 2015, 4月 28
【期間延長:企業様募集1/3:おばちゃん式ダンスでスッキリ!】Cloretsスッキリ総研では忙しい日本の会社員をスッキリさせる為の研究を行っており、この度開発したダンスで多くの会社員をスッキリさせたいと思い、ご協力いただける企業様を募集中です。#Cloretsスッキリ総研(続く)
このツイートの後には、
「応募いただける企業様は、@clorets_jpアカウントをフォローし、「#Cloretsスッキリ総研」をつけて応募の旨をツイートしてください。」
と続いていた。
筆者、それを読んで「会社にどっかのオバちゃんたちがやって来て、ダンス(?)を踊るって画ヅラだとしたら、それは奇妙っていうか、シュールだなぁ」なんて思いながら、そのtwitterアカウントに対して、こんな風につぶやいてみた。
これ、言えば会社におばちゃんが来るってことなのだろうか…… https://t.co/gV4dKZjKzd
— おさだこうじ / wosa (@wosa) 2015, 5月 1
これ、言えば会社におばちゃんが来るってことなのだろうか……
素の感想だったし、こう書けばクロレッツの“中の人”が答えてくれるかな、という思いも正直あった。事実、しばらくしたら本当に反応があった。ただし、予想していた反応とはちょっと違うものだった。
ガジェット通信に“おばちゃん”が来る
クロレッツの中の人から「ガジェット通信の方ですよね。(twitterでの)反応ありがとうございます。よろしければ、御社にお伺いしますがいかがでしょう」と連絡が来たのだ。
「え、本当に来るんだ。どうしようかな……」と思いながらも、“奇妙な画ヅラ”の誘惑に勝つことができず、来訪の約束を取り付けた。
当日。
会議室には、「一緒に踊ってもいいよ」というガジェット通信のメンバーが集められ、クロレッツの人、そしておばちゃんたちの到着を待っていた。
ほどなくして『Cloretsスッキリ総研』から来たという白衣の男性が入室。この大北さんと名乗る“准教授”は「最近の悩みなどありますか?スッキリしないこととかあれば聞かせてください」と神妙な面持ちでメンバーに問いかけた。



僕は「最近、仕事が多くて」と、仕事上の悩みなどを打ち明けた。ただ正直なところ「この人に言ってどうにかなるものでもなかろうに」とも失礼ながら思っていた。他のメンバーも、とつとつと「海外ドラマがやめられなくて寝不足」「友達と休みが合わなくて」など、僕同様、悩みを打ち明けている。


すると大北さんは意を決したように「わかりました。皆さんには『腰ふりスッキリ体操』をやってもらます。」「これでスッキリします!」と声を高めた。なんか様子が変だ。

その声を合図にしたかのように突然会議室に入ってきたのは、白衣に身を包んだ『おばちゃん教授』ことテレビでも有名な“腰ふりおばちゃん”だった。パンチパーマに真っ赤なルージュで、表情を崩さないこの“おばちゃん”、10年ほど前からテレビで何度も見かけたことがある。もしも「笑ってはいけない」時に笑ったりしたら、ものすごい無表情でキスされそうな気がする。何度も。


ダンスをするという“おばちゃん”の到着を待っていたのは確かだけど、いざ、あの有名な“腰ふりおばちゃん”を目の当たりにするとメンバー全員、動揺が隠せない。

踊る
ビートの効いた、ちょっと妙な音楽がかけられ、おばちゃん教授は白衣を脱いだ。すると、ボディラインもあらわなレオタード姿に。アニメ『キャッツアイ』のオープニングを瞬間的に思い出すが、目は伏せた。よく見たら、ほかのメンバーもおばちゃんを直視できないでいた。



「おばちゃんと一緒に踊ってください!」
そう言われ、見よう見まねで踊ってみる。その踊りは、かつてテレビで見たのと寸分たがわぬ奇妙な動き。普通の生活をしていたら、そうした動きをする機会はおそらく無い。


ズン、ズン、ズン、ズン♪……ビートに合わせて腰を振る。時々、腰ふりおばちゃんが無表情でフォームをチェックしてくれるのだが、どう直されたのか、どう直していけばいいのかがさっぱりわからない。

それでも、ひたすらに踊り続けているうちに、なんだか、細かいことはどうでもよくなってきた。額がじっとりと汗ばんできた。

クライマックス
そんな僕らをよそに、無表情のおばちゃんはさらに激しく踊り始めた。サバト(※魔術的な夜宴・夜会)のごとく混沌とした雰囲気の中、僕ら全員必死に踊り続けた。ここで昨日、役員たちが会社の経営に関する会議を行っていたとは到底思えないカオスさだ。



短いながらも熱狂的な時間を過ごした。
『腰ふりスッキリ体操』という名のグルーブ感あふれる儀式の余韻を残したまま、僕たちは着席して大北さんのヒアリングを受ける。
「踊ってみて、どうでしたか?」心なしか、大北さんの表情が柔らかい。気づくと僕らの表情もほぐれ、いつの間にか笑顔になっていた。無表情のおばちゃん以外は。



「なんだかもう、仕事の量とか、寝不足とか、休みとか、そういうのどうでもいいよね」――前向きな意味で、そういう気分にさせられた。
今、僕らは晴れやかだ。とてもスッキリしている。
大北准教授とおばちゃん教授を送り出し、会議室はサバトから元の会社のオフィスに戻った。


うっかり、twitterでつぶやいてしまったばかりに今回はとんでもないことになってしまった。「全て夢だったんじゃないか」と思うくらい現実味のない内容だったけど、会議室の上に残されたお土産のクロレッツは、現実の証と言わんばかりにたたずんでいた。

これを読んだ皆さんには「軽い気持ちの発言でも、インターネットでは思いがけないことが起きるんだな」とでも思っていただければ幸いである。


おばちゃん式スッキリ体操出張実験報告書
https://clorets-cp.jp/research/8



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