舞城王太郎が1話完結の怪談を毎晩ツイート 「深夜百太郎」が怖すぎる

舞城王太郎が1話完結の怪談を毎晩ツイート 「深夜百太郎」が怖すぎる

月刊文芸誌『新潮』Twitter(@Monthly_Shincho)より
小説家の舞城王太郎さんが、5月29日(金)に新潮社から刊行する新作長篇小説『淵の王』の発売に合わせて、深夜に1話完結の怪談を毎晩1話ずつツイートするアカウント「深夜百太郎」が5月24日に開設された。

これは、100日間にわたって全100話をツイートする舞城さんによる百物語の企画。すでに一太郎(第1話)「アナタタ」から三太郎「地獄の子」まで公開されており、次回、四太郎「踏切」が27日(水)午後11時から配信予定となっている。

140文字というTwitterの文字数制限からか、1つ1つのセリフが際立ち、Twitterで見ることでなんともいえない恐怖感が襲ってくる……。

『淵の王』刊行をひかえた舞城王太郎が恐怖を毎晩お届け……!

舞城王太郎さんは、学歴・職歴などが非公開の覆面作家。2001年にミステリー小説『煙か土か食い物』で、第19回メフィスト賞を受賞し、華やかなデビューを飾った。

近年では、アニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』と同時上映された特撮短編『巨神兵東京に現わる』の作中で、声優の林原めぐみさんが語るモノローグの言葉を手がけたことでも注目を集めた。

また、昨年11月に始動した短編アニメ配信プロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」では、記念すべき第1回作品『龍の歯医者』で監督を担当。今年3月から公開中の3本の物語からなる実写オムニバス映画『ぼくたちは上手にゆっくりできない。』では、「BREAK」の監督・脚本・編集を手がけるなど映像の分野でも活動してきた。

そんな舞城さんによる怪談企画「深夜百太郎」では、1話につき1枚だけアップロードする写真を、映画『ジョゼと虎と魚たち』の劇中使用写真や、ロックバンド・くるりのアルバムジャケット写真などを手がけた佐内正史さんの写真から引用。何気ない風景写真だが、舞城さんの文章と相まって恐怖を掻き立てられる。

新作となる長篇『淵の王』も含め、今後の展開が気になる企画となりそうだ。

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