桜舞い散る天空の城『竹田城跡』に行ってきた! “一国一城の主”感を味わえる眺めに感動

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世界遺産で有名な空中都市、マチュ・ピチュ。標高の高い山の上にある遺跡ですが、日本のマチュ・ピチュと言われているのが、竹田城跡(だけだじょうせき)です。

竹田城跡は山城遺跡として全国でもまれな、完存する遺構。虎が臥せているように見えることから「虎臥城(とらふすじょう・こがじょう)」とも呼ばれているそうです。近年、メディアにも取り上げられ、昨年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』でもロケが行われました。

南米のマチュ・ピチュにはなかなか行けないけれど、日本のマチュ・ピチュなら行くことが出来そう! 天空の城を目指して向かってみました!

※すべての画像入りの記事はガジェット通信でご覧ください
https://getnews.jp/archives/920660

竹田城跡は兵庫県朝来市にある竹田駅から行くことができます。竹田駅までは冬場は電車の本数が減りますが、観光繁忙期の3月20日から6月末までは、大阪や神戸から乗れる特急電車「はまかぜ号」が毎日停車します。大阪から乗り換えなしで竹田駅まで行けるのはかなり便利!

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小さな竹田駅に到着すると、早速ホームに竹田城跡の看板が。雲海がかかる神秘的な城跡の素敵な写真。まさに天空の城といった感じです。この写真の印象が強いですが、雲海を見るためにはいくつかの条件があります。

<雲海に運良く出会うための秘訣>
【時期】9月~11月 ※2月末までは見られるが、晩秋が一番発生しやすい
【時間】明け方から午前8時頃まで
【条件】 
1.湿度が高く十分な放射冷却があること
2.よく晴れていること
3.朝方と日中の気温の差が大きいこと
4.風が弱いこと
【その他】
但馬南部の濃霧注意報も要チェック

以上が、公式ページに記載されている条件です。なかなか遭遇するのは難しそうですね。筆者が向かったのは先日の4月上旬。なので雲海は諦め、午前中に着ければいいかな、という気楽な気持ちで向かうことに。

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竹田駅からは徒歩で行くことも出来ますが、同じく繁忙期の期間には「天空バス」という竹田城跡周遊バスが運行しているので、それに乗って向かいました。途中にレストランやお土産屋さんが入っている観光施設「山城の郷」があり、降車して立ち寄ることも可能。

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そして竹田城跡近くでバスを降り、遊歩道の大手門コースから、いざ出発! 

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登っていった中腹からでも、とてもいい眺め。下を眺めたら、クラクラする不思議な感覚に襲われる絶景ポイントです。

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そこから少しキツイ上り坂があり、ついに竹田城跡の入り口に到着。連なる石垣に気持ちが高ぶります。

階段を登って行くと……

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なんということでしょう! 満開の桜に迎えられました! ぽっかりと開けた山頂の空間に咲き乱れる桜たち。これはテンションがあがります。しかも周りの眺めは最高。

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山頂なので、視界を遮るものはありません。ここでお花見ができたら気持ちいいでしょうね。

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石垣の端に立って眼下を眺めると、山間に広がる民家や駅などを見渡すことが出来ます。当時の城主もこうやって町を眺め、「これが我の町」と思ったに違いない、と感じました。実際、城の石垣に立って眺めていると、そんな城主気分を味わえます。

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一見キレイなまっすぐのラインに見える石垣ですが、大小さまざまな大きさの石で作られています。

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それでも角もしっかりと、キレイに見えるから不思議。

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夏は緑に彩られ、ラピュタのようなイメージも受ける竹田城跡ですが、桜吹雪の中歩くのもとても素敵でした。

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竹田駅では、まだお城があった頃の竹田城の全景模型を見ることが出来ます。すごく広いですね。

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雲海のない昼間でも、素晴らしい景色だった竹田城跡。写真だと素晴らしさが半減しているので、良さがあまり伝わらず残念。ぜひ実際に訪れてみてください。

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朝来市HP:
http://www.city.asago.hyogo.jp/[リンク]

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