WBC日本に対するカストロ元議長の言葉はウソ!? 本物の議長の言葉を独占入手!
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で勝利を獲得した日本選手団。その勝利の理由は、選手たちの努力とあきらめない根性、そして応援する多くの人々の力だろう。そんな日本選手団に対し、カストロ元議長が以下のようなコメントをしたと、『2ちゃんねる』やブログで大きな話題になっている。
【原文】 Bendigo WBC la victoria recta de Japan que derrota dos veces sinceramente nuestra Cuba. Nuestra Cuba se derrota en un preliminar, pero es derrota que es derrotado por el equipo mejor del mundo. Estoy orgulloso que fui derrotado por el Japan mejor de mundo. Felicitaciones en un amigo eterno, los ciudadanos japoneses sinceramente. Fidel Castro
【日本語訳】 我がキューバを2度も破った日本国のWBC連覇を心から祝福する。我がキューバは予選で敗退したが、世界一のチームに負けての敗退だ。世界一の日本に負けたことを誇りに思う。永遠の友、日本国民の皆様、心からおめでとう。 フィデル・カストロ
しかし、そのような発言をマスコミは掲載しておらず、「どこからの情報だ?」などと多くの人たちが疑問に思っていた。それは当編集部も同じで、その発言の情報元を探ってはみたものの、探した範囲ではどこにも掲載されていなかった。ということで、キューバ大使館に取材をしてフィデル・カストロ元議長が本当にそのような発言をしたのか聞いてみた。
フィデル・カストロ元議長は本当にそのような発言をしたのでしょうか? そんな質問にキューバ大使館は「その発言の情報はキューバ大使館にも入っておりません」とコメント。うむむむ、もしかすると、非常にスポーツに関心を持っているフィデル・カストロ元議長の名を借りて、勝手に書かれたものかも? キューバの地方紙が書いたものかもしれないし、実際に発言されたが日本に入ってきていない情報なのかもしれない。その真相は謎のままだが、キューバ大使館からフィデル・カストロ元議長が本当に発言した日本選手団に対するコメントを当編集部が独占入手することができた! そのコメントは以下の通りだ。
<フィデル・カストロ元議長のコメント『誤りは私たちにあった』より抜粋>
キューバは栄光にあぐらをかいてきました。今、そのつけを払っています。韓国と日本は地理的に米国から遠く離れていますが、輸入された、もしくは与えられた野球に大規模な財源を投資してきました。
アジアのこの二カ国の野球の普及・発展は独自の特徴に基づいています。両国の人々は勤勉であり、自己犠牲的であり、不屈です。日本は発展した豊かな国で人口は1億2000万人以上、野球の発展に大きく力を入れてきました。資本主義制度枠内のほかのものと同じようにプロスポーツも大きいビジネスになっていますが、国民的意識によってプロ野球には厳しい規制を課してきました。
日本で働いた経験のあるキューバ人選手は、選手に課せられる基準についてよく知っています。米メジャーリーグのプロ野球選手の給料はもちろん、日本よりずっと高額ですが、日本は米国に次ぐ強力な国内プロ・リーグを持っています。日本では8年以上国内リーグでプレーした選手でなければ、米メジャーリーグや外国に移籍し、プレーすることはできません。そうした理由から国際的チームにいる選手で28歳以下はいません。
トレーニングは信じがたいほど厳しく、整然と組織立っています。選手一人一人に要求される反射能力を高めるため、技術的な方法論が周到に研究されてきています。バッティングは毎日投球400球が義務になっています。試合でエラーすれば、さらに100球増やします。しかし、選手は自己反省ととらえているかのように自ら進んでやっています。このようにして日本人選手は顕著な筋肉コントロールを獲得するようになり、脳からの指令に応えられるのです。ですから、だれもが思い通りに正確に投げる日本人ピッチャーの能力に驚嘆しています。同様の方法は選手一人一人の守備、打者の攻撃の動きにもすべて適用されています。
上記の発言は、フィデル・カストロ元議長日本人選手団に対して高い評価をしていることがわかる発言だ。かつて最強といわれていたキューバの野球選手たちだが、その最強という冠をかぶり、あぐらをかいていたことを反省すべきだという内容が含まれている。それは日本人選手団にもいえることで、いつどんな強敵に現れたとしても全力で立ち向かえる能力と技術、体力を常に持って闘いに挑んでほしいものだ。いつキューバが最強の座についてもおかしくないのだから(このニュースの元記事はこちら)。
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