こんどは『フルメタル・パニック!』がハリウッドで実写化か!?

『フルメタル・パニック!』は、『富士見ファンタジア文庫 』にて出版されているライトノベル(軽小説)。『富士見ファンタジア文庫 』とは、角川グループホールディングス系列である富士見書房のレーベルの一つである。原作は賀東招二氏。ライトノベルの小説家でありながら、最近までTVで放映されていたアニメ『ドルアーガの塔』でシリーズ構成とともに脚本をこなしていたことで記憶に新しい。この作品が、ハリウッドにて実写化されると話題なっている。

『フルメタル・パニック!』は、これまで3度にわたってTV向けでアニメ化をされており、最近まで何度となく再放送をされている。原作の方は現在でも続いており、2008年度の『このライトノベルがすごい!』(宝島社)にて人気作品部門1位をとるほどの人気である。アニメ版においては京都アニメーションが携わっていた、『フルメタル・パニック?ふもっふ』や『フルメタル・パニック! The Second Raid』が動きや描写など特徴ある表現を理由に、人気が高い。

学園物というマンガやアニメなど一つの分野として地位を確立している設定をベースに、テロリストとの戦いといった流れと世界情勢を織り交ぜることで、背後に緊張感と現実感を演出。展開されるドラマをドタバタ劇的な進行を全面に押し出した構成によりコメディーとしての色が強くなっているのが特徴である。主人公が少女を守るという点ではありきたりのドラマ展開を想像させるが、”パニック”を演出することが作品の個性となっている。戦闘用ロボットや潜水艦などの多数のメカも重要なポイントになっている。

だが、実写化においては、戦争物であることを意識せざるをえないことは事実。特に軍を中心に展開されている『フルメタル・パニック! The Second Raid』が特にグロテスクな描写があり、衝撃的な戦闘シーンが存在している。これらのようなシーンが実写化により、戦争的な部分が強調されることは原作のライトノベルやアニメ・マンガなどで知るファンにとってはとても不安な材料になるかもしれない。最近の記憶であれば、ハリウッド版『ドラゴンボール』は、原作とはかけ離れた別の映画となってしまった。

『フルメタル・パニック』はどんな実写となって形になるのか? 『フルメタル・パニック』を知る日本のファン、いや世界のファンは期待と不安の両方で複雑な心境であるだろう。色々な作品がハリウッドから実写化されるという話が出ては消えているのも事実だからだ。この記事の配信元はこちら

※なお、アニメは全シリーズが英語吹き替え版は米国にて、ADV Filmsより販売されている。

ソース:Mandalay nabs rights to ‘Full Metal Panic'(The Hollywood Reporter)

参考URL
http://www.superherohype.com/news/topnews.php?id=8224
http://www.animenewsnetwork.com/news/2009-04-07/mandalay-pictures-licenses-full-metal-panic-film-rights

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