「あの子、誰の子?」で終わらない 才能で勝負する令和の二世タレントたち

写真はイメージです。

最近、芸能界では「二世タレント」の活躍が際立っている。親が有名人というバックグラウンドを持つ彼らは、かつては「親の七光り」と揶揄されることも少なくなかったが、現在はむしろ“注目の的”として新たな存在感を放っている。芸能界における新たな潮流として、二世タレントの台頭は無視できないトピックだ。

まず話題に上るのが、木村拓哉と工藤静香の長女・Cocomi。フルート奏者として音楽の世界で評価されながらも、ハイブランドのモデルとしても活躍している。芸能人の枠に収まらない、アーティストとしての立ち位置が光る存在だ。妹のKōki,もまた世界的ブランドの広告塔を務め、モデル・作曲家・女優と多彩な活動を展開中。姉妹そろって日本の芸能界に新風を吹き込んでいる。

俳優・千葉真一を父に持つ新田真剣佑は、その端正なルックスと高い身体能力を武器に、日本のみならず海外作品にも積極的に出演している。ハリウッド進出も果たし、「国際派俳優」としての地位を確立しつつある。確かな演技力で、親の名前を超える存在感を見せつけている点も注目に値する。

また、岡田圭右の娘・岡田結実は、明るく自然体なキャラクターでバラエティや情報番組、さらには女優業まで幅広く活躍中。持ち前のトーク力と笑顔で、父の芸風とは違う方向からファンを惹きつけている。

「厳密な二世タレント」ではないものの、芸術一家に育ったことで注目されるのが上白石萌音・萌歌姉妹。音楽教師の父の影響を受けて幼い頃から舞台や音楽に親しんでおり、その基礎力の高さが演技や歌唱の評価につながっている。今や実力派若手女優として、その名を確実に刻んでいる。

こうした二世タレントの台頭には、いくつかの背景がある。まず、SNSの普及が大きい。InstagramやYouTubeなどを通じて、自分の世界観や個性を自由に発信できる時代になり、親の影に隠れることなく「自分のブランド」として認知されやすくなった。

また、幼少期から芸能界に近い環境で育ったことで、現場での振る舞いやプロ意識が自然と身についており、デビュー後すぐに一定の完成度を持って仕事に臨めるのも強みだ。さらに、テレビ局や広告業界にとっても「〇〇の子ども」という肩書きは話題性があり、視聴者の関心を引く上でもメリットが大きい。

もうひとつ見逃せないのが、芸能界における“世代交代”の流れだ。90年代〜2000年代にかけて一時代を築いたスターたちの子どもが、今ちょうど成人・活動期に入っている。この流れは自然なものであり、「時代の必然」とも言える。

もちろん、親の名だけで生き残れるほど芸能界は甘くない。彼らが本物のスターとして成長していくためには、実力や努力、そして独自性が不可欠だ。しかし今の二世タレントたちは、そうした試練を乗り越えるだけの準備と覚悟を備えている。

「〇〇の子ども」という紹介が要らなくなる日も、そう遠くはないかもしれない。親の名を受け継ぐのではなく、自分の名前で勝負する。そんな新世代の姿が、今まさに芸能界の主役になろうとしている。ここでは紹介しきれなかったタレント・俳優・ミュージシャンで二世が活躍しているのは、皆さんがご存じの通り。しかも七光りで登場していないタレントたちが、今後まだ続くと思われる。(文@編集部)


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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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