各国の鉄道での通話・音量マナーを調べてみた
日本のみならず、多くの国で鉄道列車内でのケータイの使用は迷惑行為として認知されつつある。日本では、山手線や中央線などの普通列車の場合は通話をひかえ、新幹線や特急などではデッキでの通話がマナーとなっている。
しかし、中国ではまだ多くの人にマナーやモラルというものが知れ渡っていないためか、周囲の人のことを考えずにケータイ端末で大音量で動画や音楽を流したり、通話をしている人が多くいるのが現状だ。当編集部で実際に各国におもむいて調査をしたところ、以下のようなことがわかった。
日本 …… かかってきた電話に出るものの、すぐに列車内であることを通話相手に伝え、電話を切っている人が多い。PSPやニンテンドーDSで遊んでいる人も、音量はゼロにしているか、イヤフォンを使用していた。ただし、バス内では通話をしまくっている人が多かった。
中国 …… 中国新幹線CRHではケータイ端末で動画を大音量で流している中年男性がいた。また、通話をそのまま席で続ける姿もあり、国鉄がケータイでの通話を禁止している様子もなかった。また、北京の地下鉄ではケータイの通話はもちろん、ケータイのゲームを大音量で楽しむ男性もいた。
台湾 …… 地下鉄でケータイ通話をしている人がいたものの、そのほとんどが若者で、目立って多いわけではなかった。
タイ …… 環状線ではないが、タイの山手線的存在のスカイトレインでは、ケータイで通話をしている人がそこそこいた。PSPやニンテンドーDSで遊ぶ人が多くいたものの、音量はゼロにしていた。運営側がケータイ通話を禁止している様子はなかったが、通話をしないことがマナーであることは知っているようだ。
インド …… インドのカルカッタを走る地下鉄では、ケータイを使用している人が多くいたものの、通話をしている人は少なかった(皆無ではない)。ほとんどの人がメールにいそしんでいた。ケータイ型ゲーム機で遊んでいる人はいなかった。
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