スマホと連動!たった6秒でフル充電できる電動スクーターが開発
通勤手段や旅行者の観光ツールとして、世界の都市で広く利用されている公共のレンタルサイクル。
このレンタルサイクルがバイクになったとしたら、どんなに便利になるだろう…。
近い将来、そんな願いが現実になりそうだ、というニュースが飛び込んできた。
米・ラスベガスにて開催中の「CES 2015」で公開された「Gogoro」は、わずか6秒間でバッテリーのフル充電が可能な電動スクーター・システム。
このシステムを開発したGogoro Energy Networkによると、銀行のATMサイズの充電ステーションには、取り外し可能なボックス型のバッテリーを6台ずつスロットに配置。
ステーションの空いているスロットに空になったバッテリーを挿入すると、およそ6秒後に満タンのバッテリーがポップアップする。
それをバイクに装着するだけですぐに走行が可能になるというわけだ。
現在、電動スクーターの80%の充電に3時間以上かかっていることを考えれば、これは画期的な進歩であり、実用化も夢ではないことがわかる。
ちなみにこのバッテリーはレンタルシステムのため、家庭で充電することはできないが、その代わりステーションで充電を待つ必要はなくなる。
「Gogoro」は、125ccクラスのバイクとほぼ同じくらいのパフォーマンスで、重量は94kg。最高速度は96.5kmで、フル充電の場合、走れる距離はおよそ161kmだそう。
また、専用アプリと連動すれば、バッテリー残量や、最寄りの充電ステーションの位置、バッテリー交換の予約、目的地までの天気など、必要な情報もチェックできる。
「Gogoro」は2015年内の販売開始を目指しており、その後は充電ステーションの数を増やしていく予定だそう。
この計画が実現すれば、個人所有としてだけでなく、いつかはカーシェアリングや公共のレンタルバイクとして、街中でその姿が見られるようになるかもしれない。
「Gogoro」に関する詳細は、オフィシャルサイトでも紹介されているので、興味がある方はチェックしてみてはいかが?
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