映画『特攻野郎Aチーム』マードック役のシャールト・コプリーにインタビュー! オリジナルを観てない20歳の女性でも楽しめる?

左:シャールト・コプリー、右:百花繚乱(ガジェット通信編集部)

8月20日より一般公開される映画『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』。公開に先駆けて、ガジェット通信は同映画を観させてもらったが、当時のファン、そしてそうでない人でも十分に楽しめる内容となっている作品だった。そんな『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』に出演しているマードック役のシャールト・コプリーにインタビューすることが出来たのでその模様をお届けしたい。

――マードック役は凄く嬉しかった
記者 マードック役の依頼が来たときは正直どう思いましたか。

シャールト・コプリー(以下、コプリー) まず第一に凄く嬉しかったね。この役を演じるのは自分にとって心地よいことだと思ったのさ。というのもAチームのファンだったのさ。マードックのキャラ作りやアクセントを変えてみたんです。それにより彼の性格が引き出せて良かったと思いました。

――さらに“危ないキャラ”に?
記者 実際にマードックを演じてみて、昔のマードックと比較してどうでしたか?

コプリー ほかの3名のキャラよりもオリジナルに近づけようという意図があった。そういう意味ではオリジナルに近いと思うんですが、やはりそこには違いがあって比較ということで話すのならより“強烈”、そうオリジナルよりも“危ないキャラ”かな。実際に自分が、マードックというキャラクターが人を殺そうとしたら殺せるような現実的な部分も出そうと思って、オリジナルの危ない部分を強調してみました。

記者 マードックの奇人変人ぶりは相変わらずですが、ほかのメンバーの役のハマり具合は如何でしょうか?

コプリー 自分は『特攻野郎Aチーム』のファンだったのであまり変えたくなかった。自分は映画製作もしているので、そういったことを考えたときに、ほかの役者がどうするかなど制作側で考えすぎると、自分の役に関しても客観的に見えなくなってしまう。B.A.のキャラが自分の次くらいにオリジナルに近く敵対感が保てたので良かったと思います。

――B.A.とは普段は仲が良い。笑いのツボが一緒なんだ
記者 ファンには気になることだと思うのですが、B.A.バラカス軍曹(コング)とは劇中以外ではどのような関係なのですか?

コプリー 映画の中ですか? それとも普段?

記者 普段ですね。

コプリー とても良い関係性を築けていて、特に笑いのツボが同じなんですよ。ただ一つ違うのはB.A.という役柄ですね。マードックに対していつも敵対心を持っているんですが、クイントン・ジャクソンはそれがない。

――6割がアドリブ?
記者 以前主役を務めた『第9地区』はほとんどがアドリブだと聞きました。今回はアドリブとかあったのでしょうか?

コプリー 『第9地区』は基本的にアドリブですが、そちらは確実に伝えなければいけないストーリーがそこにあって、それに対してアドリブをそこに入れていた。アドリブの割合でいうと、『第9地区』が100%だったら『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』は60%ですね。よくクイントン・ジャクソンとブラッドレイ・クーパーの3人でアドリブをしてました。監督からも「こういうの思いついたからこうやってー」と言われることもありました。

――ブラッドレイ・クーパーがかなり脱いでるから女性でも楽しめる
記者 ここにいるのは20歳の女性なんですが、昔の『特攻野郎Aチーム』を見ることができなかったんですね。そんな人でも今回の映画が観たくなる魅力を教えて下さい。

コプリー 自分が若い頃の映画はキャラクター性の強い映画(個性)が沢山あった。特に『特攻野郎Aチーム』はそうなんだけど、一人一人のキャラが確立されていてそんなキャラが4人も出ている。そういう映画なのでそこを楽しんで頂ければと思う。ブラッドレイ・クーパー(フェイスマン役)も出てまして、何回も服を脱いだりしているので、女性の方もそういうところで楽しめるんじゃないでしょうか。女性の方が何故この映画を好きなのかはわからないですが、ブラッドレイ・クーパーがかなり脱いでるのでお楽しみに。

――オリジナルを観ることが出来なかった20歳の女性でも楽しめる
記者 最後にファンの方と『特攻野郎Aチーム』を見たことがない若い人へコメントを下さい。

コプリー 私は自分が出てる映画を「みてみて!」って言うのが好きじゃないんですが、この役柄を楽しめたんですね。とにかくユニークでとにかくクレイジー。素晴らしいパイロットの役なんです。そういったところを観て頂ければと思うのですが、映画というのは芸術だと思うので、観た方の判断にお任せしたいという気持ちがあります。このインタビューそのものがプロモーションの意味があるのは分かっているんですが、観て頂いた方にそれぞれの感想を持って頂ければと思います。

記者 20歳の女性でも観れる?

コプリー そうですね。20代の女性にも楽しんで欲しいと思います。ほとんどの方に楽しんで頂ける映画となっております。ジェシカ・ビール(キャリサ・ソーサ大尉役)が出ているのですが、彼女の役柄が強い女性なんです。フェミニンでセクシー。しかしただのセックスシンボルじゃないんです。映画にそういうキャラクターがいるというのも珍しいので楽しんで頂けると思います。

――サプライズ実は……
記者 実は……この女性(百花繚乱)は男性なんです。

コプリー おー、驚いた!!!! 頭いいですね、わかりませんでした。髪の毛は本物ですか、カツラですか?

記者 本物です。

コプリー なんか映画『クライング・ゲーム(1992)』に出てるような感じだ! 凄い演技うまかったよ。

記者 本日はありがとう御座います。

コプリー  Nice to meet you!

と、シャールト・コプリーにサプライズも仕掛け、見事に成功。今回の映画は20年前にテレビドラマで放送されていた『特攻野郎Aチーム』の映画化となる。知っている人はもちろん知らない人も十分楽しめる内容になっている。Aチームの出会いから描かれているので全く知識がなくても問題なしだ。バカアクション映画かと思いきや以外とストーリーも良く引き込まれてしまう映画だった。一般上映が8月20日(金曜日)から。シャールト・コプリーが演じるマードックがどのように“危ないキャラ”なのかは劇場で確かめよう!

また、インタビューの模様も動画で公開しているのでそちらもご覧頂きたい。
インタビューの模様
http://www.nicovideo.jp/watch/1282047256

マードック役のシャールト・コプリー

『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』
8月20日(金)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー!
公式サイト:http://www.ateam-movie.jp
20世紀フォックス映画 配給

インタビュー:ソル
女装演出:百花繚乱

(C) 2010 TWENTIETH CENTURY FOX

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