上野の森に巨人襲来『進撃の巨人展』開幕! リヴァイのブレードやイルゼの手帳など作中アイテムに有名漫画家のコラボイラストも
現在、劇場版アニメ前編が上映開始され、来年2015年には実写映画公開も控える人気漫画『進撃の巨人』。連載当初から絶大な人気を誇り、昨年テレビアニメが放送されると、さらに多くのファンを獲得。巨人という存在に脅かされる恐怖に満ちた作品世界や、必死に生きる登場人物たちに魅了される人続出。まだまだ連載中で謎も多い原作ですが、作品の謎や、さらなる魅力に迫る展覧会『進撃の巨人展』が開催。ついに11月28日、東京・上野の森美術館を皮切りにスタートしました。
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体感できる展示が盛りだくさんというウワサの本展。一足先に少しだけ体験してきました!
展示原画には諫山先生のコメント付き!
真っ赤にライティングされた空間には、「人を食う」巨人への恐怖を抱く人々の声や表情であふれた奇妙な壁が広がり、原作の原画が掲出されています。
いくつものエリアにわたる原画展示の見どころは、「この頃からアルミンの顔は描きやすかったです」など、原作者・諫山創先生のコメントが付いているものがあること。
女型の巨人と闘うシーンの原画には、雑誌掲載時には何コマにもわたる格闘シーンがあったが出来があまり良くなかったので、単行本では見開き1枚にした、という単行本派の人はこのコメントで知る事実もあるのではないでしょうか。
さらに、最後の原画展示エリアでは、原作でもまだ出てきていない新キャラクターの生原稿の展示もあるとか……!
作品の世界に入り込む
■オープニングシアター
“現在公開可能な情報”が貼りだされたエントランスから扉の中に足を踏み入れると、瓦礫が転がる空間へ。そこでは“ウォールマリア”ならぬ“ウォールトーキョー”が占拠されたと、調査兵団員のリサという人物から告げられます。目の前の横長のスクリーンにはこちらを覗きこむ巨人が! 街に巨人があふれ、こちらに向かってくる巨人たち。作品の中に入り込んだような、巨人たちに迫られる感覚を体験できます。
■“立体機動装置”の闘いを体感する
目の前に広がるスピード感ある映像。スクリーンの前に設置された椅子に座り、目が回りそうな、疾走感を体験してください!
■あのシーンを再現
地下の展示エリアに向かう階段には、「さっさとこっちに来いよ!!」とアニに向かってエレンが言った、あの緊迫する名シーンを思わせる演出が。
■地下展示室
地下展示室には、作品に登場するアイテムが展示されています。ボロボロになったイルゼの手帳とマントや女型の結晶のかけら、サシャのふかした芋まで!
ミカサが大事にしているマフラーや、リヴァイ兵長のブレードには触れることも可能。
■超大型巨人と遭遇!
展示エリアのラストには、1/1リアルスケールに造形化された“超大型巨人”が! 巨大な頭部だけでなく、人間を簡単ににぎり潰してしまいそうな迫力の手も立体となって目の前に。
■360°体感シアター『哮』 ※別途600円
ヘッドマウントディスプレーを装着し、360°に広がる映像の中、調査兵団の一員としてトロスト区奪還作戦へ参加。エレンが壁の穴を塞ぐために、巨人たちがうごめく街中で行われる壮絶な作戦。横を向けばアルミンやミカサが現れ、同じ目線で街にいる感覚を味わえます。このシアターならではの巨人に襲われる感覚は体験必須。
『進撃の巨人』のルーツを知る
恐怖とはなにか、記憶に残る物語とは何か、を追求し続ける諫山先生。アメリカの総合格闘技イベント『UFC』や、漫画『地獄先生ぬ~べ~』『ARMS』など、諫山先生が影響を受けたものが並びます。
諫山先生が幼少期に描いた絵や立体作品などの貴重な展示物も。学校の課題で作ったという『ONE PIECE』の“ゴーイング・メリー号”の器も見ることができます。
また、現在連載されている漫画の原点とも言える、19歳の時に描いた読み切り『進撃の巨人』の原画を展示。物語はここから生まれたのです。
有名漫画家やアーティストと夢のコラボ!
最後には石塚隆則さんや熊澤未来子さん、天明屋尚さんといったアーティストの方々が表現する『進撃の巨人』作品や、有名漫画家が描く『進撃の巨人』キャラクターのイラストを展示。
大暮維人先生の描くリヴァイ、あずまきよひこ先生が描いたアルミンなど貴重なイラストが並びます。人間の登場人物を描く人が多い中、霊や妖怪などの漫画作品が多い押切蓮介先生が描いたのは“巨人のむれ”。さすがです。
人気沸騰中の漫画『テラフォーマーズ』の原作者・貴家悠先生と作画担当・橘賢一先生コンビの作品も! 超大型巨人に文字通り飛びかかっていくテラフォーマーたち……という恐ろしい絵を披露しています。
盛りだくさんの展示内容に加え、アニメ声優が務める音声ガイドも用意。エレン、ミカサ、アルミン、リヴァイ、ハンジが展示について語ってくれます。しかも、作品にまつわる数字を入力すると、ここだけの彼らの会話が聴けるのだとか! その中には「リヴァイのバースデーパーティー」なんて気になるものも。
原画や映像、諫山先生のルーツまで『進撃の巨人』を深く知ることができる今回の大型展覧会。体感型展示で作品世界にのめり込め!
【進撃の巨人展】
会期:2014年11月28日(金)~2015年1月25日(日)
先行公開日程:11月28日・29日・30日 / 前期日程:12月1日〜12月31日 / 後期日程:1月1日〜1月25日
※休館日無し(年末・年始も開催)
会場:上野の森美術館 東京都台東区上野公園1-2 TEL:03-3833-4191
開催時間:平日10:00 – 17:00 土日祝10:00 – 20:00 ※12/30、12/31、1/1、1/2は祝日扱い
入館時間:全日・日時指定での入場 ※退館時間の指定はなし
チケット:前売・当日チケット共に日時指定券のみ
当日券 一般・大学生¥2000 中高生¥1500 小学生以下¥1000
360°体感シアター “哮(こう)” ¥600
巨人展ツアー音声ガイド ¥800公式サイト:
http://www.kyojinten.jp/
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