デル・日本エイサー・ASUS Japanが相次いで『Chromebook』の一般販売を発表
今年7月頃より、各社から法人・教育機関向けに販売を開始して話題となった、Google Chrome OSを搭載したノートパソコン『Chromebook』。本日、デル、日本エイサー、ASUS Japanよりコンシューマ向けの発売が発表されました。
デルの『Dell Chromebook 11』は、本日よりAmazon.co.jp、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラで販売を開始し、11月12日(水)からはDellオンラインサイトでも発売。日本エイサーの『Acer Chromebook C720』は、11月13日(木)より一般販売を開始します。さらに、ASUS Japan『ASUS Chrome』シリーズは、12月上旬以降の販売開始予定で、価格については現時点では未定です。
『Chromebook』とは
『Chromebook』は、『Chrome Apps』や各種クラウドサービスと組み合わせて使うことを前提に低価格を実現し、各社から一般向けに販売されるとしても、それぞれおよそ3万円前後になる見込み。
データの保存は『Googleドライブ』を使用するため、インターネットに接続した環境がほぼ前提となります。すでに使用されている教育現場などでは、その低コストにより1人1台の所有を可能にし、生徒間の相互アクセスや共同作業などを実現しています。
『Dell Chromebook 11』
今年7月に発売した『Dell Chromebook 11』は、1366×768ドット表示の11.6型液晶を搭載し、重さ1.32kg、バッテリー駆動時間が最大10時間。
主な仕様は、CPUがIntel Celeron 2955U(1.4GHz)、メモリが4GB、ストレージが16GB SSD、Bluetooth 4.0、HDウェブカメラ。接続ポート類はHDMI、USB 3.0、SDカードリーダー、ヘッドホン&マイクコンボジャック、4W内蔵ステレオスピーカーなど。販売価格は、メモリ2GBモデルが31,980円(送料込み・税抜き)、メモリ4GBモデルが38,980円(送料込み・税抜き)。
『Acer Chromebook C720』
こちらも今年7月に法人・教育機関向けとして発売された『Acer Chromebook C720』は、常に7秒以下の素早い起動と、最大で8.5時間の長時間バッテリーライフを実現。1366×768ドット表示の11.6型液晶を搭載し、重量が約1.25kgと持ち運びにも適しています。
主な仕様としては、CPUが Intel Celeron 2955U(1.4GHz)、メモリが4GB、ストレージが16GB SSD、Bluetooth 4.0、HD ウェブカメラ。接続ポート類は、HDMI、SDカードリーダー、USB 3.0 &2.0、ヘッドホン/スピーカージャックなど。なお、有線 LAN 端子は搭載していません。価格はオープンですが、店頭予想価格は3万円前後の見込みです。
『ASUS Chrome』シリーズ
ASUS Japanの販売ラインアップは、1366×768ドット表示の13.3型ワイド液晶でCeleron N2830搭載のノートPCモデル『ASUS Chromebook C300MA』、およびCeleron 2955U搭載の小型デスクトップPCモデル『ASUS Chromebox』の2タイプ。12月上旬以降の販売開始予定で、価格については現時点で未定とのことなので、続報が待たれます。
各社から発表された『Chromebook』が法人・教育機関に先行して導入される中、一般向けの販売はいつかと待たれている状況でしたが、相次いで発表となった本日以降、また各社の競争が激しくなりそうです。
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