青春ノワールの伝説的名作から12年……韓国で驚異的ヒットを記録した映画『チング 永遠の絆』
現在公開中のチャン・ドンゴン主演映画『泣く男』。少女を守るために戦う孤独な男の姿を描い『アジョシ』のイ・ジョンボム監督が手掛けたアクションドラマです。
そんな、チャン・ドンゴンの転機になった青春ノワールの伝説的名作『友へ チング』の続編が『チング 永遠の絆』。韓国での公開時、R指定作品中、史上最速で観客動員100万人を突破するという新記録を樹立した本作のDVDリリースが12月17日に決定しました。
『友へ チング』は、当時『シュリ』が持っていた韓国の歴代興収記録を塗り替える大ヒットを記録した作品。翌年に公開された日本でも幅広い層の支持を獲得、当時注目され始めていた韓国映画への評価を一層高める一作となりました。そして、のちのトップスター、チャン・ドンゴンの、俳優としての重要な転機となった作品。
本作は、そんな伝説的名作の正統なる続編。12年ぶりに当時のキャスト・監督が再集結し三世代に渡る裏社会の男たちの生き様を、より激しく、より切なく映像化しています。
筆者も個人的に韓国映画が大好きなのですが、本作も韓国映画らしいバイオレンスと感動ポイントのバランスが良いストーリーとなっています。前作「友へ チング」初Blu-ray&数量限定BOX同時発売が決定。韓国映画ファンなら必ずチェックしておきたい作品です。
『チング 永遠の絆』ストーリー
ヤクザの幹部ジュンソク(ユ・オソン)が、親友ドンス(チャン・ドンゴン)殺害に関わった罪で服役して17年。ある日、高校時代の女友達ヘジ(チャン・ヨンナム)がジュンソクに面会にやってくる。息子のソンフン(キム・ウビン)がケンカ沙汰を起こして同じ刑務所にいるので、面倒をみてほしいというのだ。27歳のソンフンは血気盛んで生意気な若造だが、若かりし日の自分を重ね合わせたジュンソクは面倒をみてやることにする。これがふたりの運命的な出会いだった。
やがて出所したジュンソクは故郷の釜山に戻るが、服役中に組織は大きく様変わりしていた。会長のヒョンドゥ(キ・ジュボン)が体調を崩し、その間に切れ者のウンギ(チョン・ホビン)が副会長に就任。ジュンソクの舎弟たちは、ウンギによって排除されていた。すでに引退の時期を感じているヒョンドゥ会長は、挨拶にやってきたジュンソクに、先代の会長、すなわちジュンソクの父親チョルジュ(チュ・ジンモ)の話を聞かせる。
12月2日レンタルスタート、12月17日発売。
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