蒸気機関車は開放的な“箱乗り”スタイルで! オーストラリア“パッフィンビリー鉄道”に乗ってきた
鉄道といえば電車が主流の現代ですが、石炭を燃料に、煙をもくもくと吐き出しながら走る蒸気機関車はまだ存在しています。保存状態の良さは世界一流、オーストラリアで今も走り続けている蒸気機関車“パッフィンビリー鉄道”。1900年12月に創業以来、クリスマスを除く毎日運行されている歴史ある蒸気機関鉄道です。
※すべての画像入りの記事は下記URLからご覧ください
https://getnews.jp/archives/683277
オーストラリア、メルボルンの東40キロに位置する“ベルグレーヴ駅”を始発駅とし、ダンデノン丘陵の森やシダ渓谷の間をぬい、エメラルド湖公園やのどかな農園風景の中を走りぬけ、終着駅の“ジェムブルック駅”まで25キロの道のりを結びます。600人以上のボランティアの人たちによって休むことなく運行できているというところからも、“パッフィンビリー鉄道”がいかに地元の人から愛されているかが伝わってきますね。
歴史を感じるレトロな始発駅“ベルグレーブ駅”では、お土産も充実。駅員をモチーフにした意外と可愛いぬいぐるみや、“パッフィンビリー鉄道”の写真をコラージュしたトレーは日常使いできるお土産。
蒸気機関車の先頭車両を見に行ってみると、「シューッシューッ」と勢い良く煙を吐き出しすごい迫力! これからこれに乗ることができるのかと思うとワクワク!
ホームに連なった客車の車窓にズラリとみんなの足。窓枠に腰掛け、車窓から足を投げ出して乗っています。これはアトラクション的に蒸気機関車を楽しめる“箱乗り”。子供だけでなく、大人だって“箱乗り”で楽しんでOKです。
汽笛が鳴り、いよいよ出発! うっそうと木々が生い茂る森の中を進むと、本当にテーマパークのアトラクションに乗っている気分に。箱乗りスタイルなら、体中に風を感じて気持ちいい! 投げ出した足が植物に当たるんじゃないかと不安になる場所もあったのですが、さすが、線路の周りは危なくないように手入れが行き届いていて安心。
カーブを描く木造の橋の上は絶好の撮影ポイント。乗っている客車から顔を出せば、煙を吐く先頭車両がバッチリ見えます。
巨木の森、農園風景、そして民家も見えてきます。エメラルド・タウン駅では、秋期と春期に“きかんしゃトーマス”とトップハム・ハット卿に会えるんだとか!
今回は“ベルグレーブ駅”から20分くらいの“メンジーズ・クリーク駅”で下車しましたが、もっと乗っていたいと思ったほどワクワク感と心地よさを味わえました。長く連なる蒸気機関車に乗ってちょっとタイムスリップ気分に。乗るときはぜひ、開放感抜群の箱乗りスタイルで。
おまけ動画:
想像以上に楽しめたパッフィンビリー鉄道の蒸気機関車。たまたま乗り合わせた、鉄道マニアの40代男性がその感動を伝えてきました。
動画URL:http://youtu.be/MJP1MhuJJTY
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。