あの飲み物を飲むほど、糖尿病が減少 米国のハーバード大学が4年間の追跡調査(Medエッジ)
今回は『Medエッジ』からご寄稿いただきました。
あの飲み物を飲むほど、糖尿病が減少 米国のハーバード大学が4年間の追跡調査(Medエッジ)
※写真はイメージで、記事と直接の関係はありません。
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『Medエッジ(メドエッジ)』
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コーヒーの飲む量を1日に1杯増やすと、糖尿病の発症リスクは1割減るようだ。
米国のハーバード公衆衛生大学院栄養学部の研究グループが、欧州糖尿病学会の公式ジャーナルであるダイアビートロジア誌2014年7月号で発表している。
紅茶は影響せず
コーヒーと紅茶を飲むと2型糖尿病の発症リスクが下がるとされてきたが、飲む量の変化がそのリスクにどのような影響を及ぼすかについては、ほとんど分かっていない。そこで研究グループは、4年間にわたるコーヒーと紅茶を飲む量の変化と、その後4年間の2型糖尿病の発症リスクについて調べた。
なお、糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病の違いがある。1型糖尿病は自分を防御するために存在する抗体と呼ばれる仕組みが自分自身を攻撃するために起こる自己免疫疾患の一種。一方で、生活習慣病として問題となるのは2型糖尿病となる。生活習慣の影響を受けて、血糖値をコントロールする機能が疲弊してしまって、血糖値が上昇してしまう病気となる。
研究グループは、およそ166万人を追跡調査。4年間でコーヒーを飲む量を1日1杯以上増やした被験者は、飲む量に変化がなかった被験者と比べて、その後4年間の2型糖尿病の発症リスクが11%低かった。コーヒーを飲む量を1日1杯以上減らした被験者は、2型糖尿病の発症リスクが17%高かった。紅茶を飲む量の変化は、2型糖尿病の発症リスクと関連していなかった。
文献情報
Bhupathiraju SN et al. Changes in coffee intake and subsequent risk of type 2 diabetes: three large cohorts of US men and women. Diabetologia. 2014;57:1346-54.
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24771089
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