「ここを右折」「速度は50km」…道路をディスプレイにするインタラクティブな交通システム

access_time create folderデジタル・IT

Razmetkus

先進的な産業コンセプトやグラフィック、Web、インターフェースの企画開発などをおこなっているロシアの会社Art. Lebedev Studioでは、ユニークな道路システムを提案している。「Razmetkus」というスマートな道路マーキングシステムだ。

「Razmetkus」のシステムでは、道路の路面をディスプレイにして、さまざまな情報を表示する。ドライバーにリアルタイムでアップデートされた交通状況情報を提供したり、道路を通行中に生じる危険を警告してくれたりするという。

このインタラクティブなシステムは、専用の舗装道路とセンサーで動作し、道路上にいるすべての車の位置を追跡。その情報をもとに、個々のドライバーに向けたリアルタイムの情報を、路面にディスプレイ表示する。

Razmetkus2

サイトに掲載されているデモアニメによると、ドライバーの前を走る車との車間距離が矢印で提示され、距離が詰まってくると矢印が短くなって赤色に変化し、衝突しないよう注意を喚起する。

また、ある区間を走行する際、走行中の路面に規定のスピードを表示したり、渋滞が発生している場合には、迂回路を提案してくれる。

この「Razmetkus」プロジェクトは、現段階では未だコンセプト企画の段階。道路の路面に、現状に合わせた通行サインを表示し、ドライバーが安全に、そして確実な運転ができるようにサポートしてくれるこの画期的な仕組み。実現化されれば、道路混雑の問題に悩むわが国でも、事故を防いだり、渋滞の緩和につながっていくことだろう。

Razmetkus

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 「ここを右折」「速度は50km」…道路をディスプレイにするインタラクティブな交通システム
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。