Motorola、5.2インチフルHDの有機ELディスプレイを搭載した新フラッグシップ『The New Moto X』を発表
Motorola Mobilityは9月4日、同社の新しいフラッグシップスマートフォンとなる『The New Moto X』を発表しました。正式名称は前作と同じ『Moto X』なのですが、公式サイトには旧型と区別するために『Moto X(2nd Gen)』と表記されています。この記事では、「新型『Moto X』」と呼ぶことにします。
新型『Moto X』は、旧型のデザインを継承しつつも本体周囲のフレームを金属素材に変更して高級さを出しています。ディスプレーは 4.7 インチ HD から 5.2 インチフルHD に拡大。筐体サイズも横幅 72.4mm に拡大しましたが、超絶ラウンドフォルムの背面は、左右端部の厚みが3.8mm(最厚部9.9mm)にまで薄くなったことで手へのフィット感を高めています。
『Moto X』は、公式サイト『MotoMaker』で主に外装をカスタマイズできるのが特徴です。新型『Moto X』でもそれは継続しており、新型『Moto X』では標準タイプや木製に加え、新たにレザーも選択可能になったほか、背面のMotorolaロゴもアクセントカラーとしてカスタマイズできるようになりました。発表の段階では、バックカバーは全25種類から選択できるそうです。
背面の構造で興味深いのがリアカメラ周囲の透明素材です。レンズ周囲に透明素材が備えられており、レンズ両サイドのLEDにより発光時にはリング状に光ります。カメラ機能では、4K 動画の撮影機能、シャッターボタンを押す前後に数枚の写真を撮影し、顔の表情などでベストな1枚を選定する「Best Shot」、1日に撮影した写真と動画を1本のムービーにする「Highlight Reel」などの新機能を搭載しました。
ソフトウェア・機能面。OS は旧型と同様にほぼ素の Android 4.4.4 (KitKat)を搭載していますが、本体を2回ひねるだけでカメラが起動するジェスチャー機能や、どの画面からでも音声で『Google Now』を呼び出せる「タッチレスコントロール」、スリープ中に通知を受信すると画面上に表示する「アクティブディスプレー」、デスクトップ版Chromeと連携する「Moto Connect」などの機能を搭載しています。
新型『Moto X』では、ユーザーの好きなフレーズで『Google Now』を呼び出せるようになったほか、「Take a selfie」でフロントカメラを起動、「Good morning」でサイレントモードを停止できるなど、音声で実行できることも増えました。さらに、アクティブディスプレーでは、スリープ中の着信画面に手をかざすと応答できるようになりました。
『Moto X』の基本スペックは、5.2インチ1920×1080 ピクセル(423ppi)のOLEDディスプレー(ゴリラガラス 3 搭載)、『Snapdragon 801 MSM8974ac』2.5GHzクアッドコアプロセッサ、2GB RAM、16GB / 32GB ROM、1300 万画素リアカメラ(F2.25)、前面に200万画素(フルHD対応)、2300mAh バッテリーを搭載。Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth v4.0、NFC、GPS / GLONASSに対応。筐体サイズは 140.8 x 72.4 x 9.97mm、質量は 144g。
新型『Moto X』の基本モデルは16GBストレージのブラックとホワイトカラー。新型『Moto X』の発売スケジュールは北米、南米、欧州、アジアの国で今月下旬に発売。価格はは米国のキャリアで$99~、SIMロックフリー版は $499 ~です。
Source : Motorola、The Verge
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