コルグ、電子楽器の名器「electribe」新モデルを11月と来春に発売!
「electribe」
9月4日(木)、数多くの電子楽器を手がけるコルグが、新たに「electribe」とそのサンプラーモデル「electribe sampler」、2つの新製品を発表した。
これらの製品は、音楽レーベル・術ノ穴を主催するトラックメイカーデュオ・Fragmentや、音楽ユニット・group inouをはじめ、初心者にも経験者にも使いやすいことから、現在でも多くの人に愛されているシーケンサー「electribe」シリーズの流れを汲む、待望の新製品。
現在「electribe」シリーズの製品はすべて生産終了となっているため、このまま再生産や新製品が出ることはないだろうと囁かれていたが、ここへきてのまさかの最新モデルの登場に、音楽ファンから熱いまなざしを集めている。
今回の新製品は、コルグがこれまで手がけてきた「KingKORG」や「kaossilator」、「kaoss pad」、「taktile」などの人気製品に搭載されている最新技術を新たに投入し、ライブ演奏と楽曲制作、共に要求される2つのタスクを完璧にこなすミュージック・ギアへと生まれ変わっているという。
発売時期は「electribe」が11月上旬、「electribe sampler」が2015年春を予定している。価格は共に54,000円(税込み)。
「electribe」は音楽を演奏する為の機械
チーターマンのテーマ (ACID MIX)
今回発表された「electribe」と「electribe sampler」。そもそも「electribe」とは、主にダンスミュージックなどを演奏するための音楽製品。初心者でも操作しやすいインターフェースや、経験者にとっても使いやすいことから、いまだに多くのクリエイターから支持を集めている。
これまでに、1999年に発売された『ELECTRIBE A/R』からはじまり、マイナーアップデートを含めた10機種とiPadアプリを発表。
2006年頃からYoutubeやニコニコ動画などで、2003年に発売された「ELECTRIBE MX」をリアルタイムに演奏しながらフレーズをつくり上げる”beat making“と呼ばれる動画が多数投稿。一部では「ELECTRIBE」を「ERECTRIBE」と読み替え、「ELECTRIBE」を使う人たちを“勃起部族”と呼ぶこともあった。
しかし2014年現在、時代の流れとともに、すべてのモデルが生産終了状態となってしまっていた。
Ableton Liveの出力対応
新たに発表された「electribe」は、16個のパッドを使って直感的にパターンを作成。音程や音符の長さを1音ずつキー入力する「ステップ・レコーディング」対応、コード進行が複雑なハウスなどの音楽では欠かせない「ポリフォニー再生」にも対応している。
さらに楽曲制作ソフト「Ableton Live」への出力にも対応しており、新たな音楽制作のワークフローを実現させている。
そのサンプラーモデル「electribe sampler」は、サンプル音源に加え、シンセ・ベースやパッド系の音色に便利なタイプのアナログ・モデリング音源も数種類搭載している。
引用元
コルグ、電子楽器の名器「electribe」新モデルを11月と来春に発売!
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